新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 中国侵略繰り返すな 「大行進成田」準備中 三里塚現地闘争本部員 平井雅也
週刊『三里塚』02頁(1140号02面02)(2024/07/22)
新版・現闘員奮闘中!日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
中国侵略繰り返すな
「大行進成田」準備中
三里塚現地闘争本部員 平井雅也
(写真 成田山表参道をデモ行進【13日】)
今回は、「改憲・戦争阻止!大行進成田」準備中!日誌です。
大行進千葉の地域支部として大行進成田を立ち上げるべく、準備会が結成されました。代表はわれらが若手のホープ、二川君です。
最初の取り組みとして選んだのは、ドキュメンタリー映画「琉球弧を戦場にするな」の上映会とデモ。「ひとケタ間違えて発注しちゃいました」くらいの感じで、無謀にも最大300人収容のJR成田駅前のなごみの米屋スカイタウンホール(ネーミングライツでスポンサー名を頭につけるお約束です)を予約。ここを借りたからには、もう成田山参道のデモをやるしかありません。11月集会6000人結集の実現を本気で考えるなら、みみっちい発想は捨て去らなければなりません。ドンと大きく構えて、あえて初挑戦のことばかり選んで次々とトライしてみることにしました。
団結街道を封鎖した小泉市長の成田市だけあって、市の施設であるこのホールは政治的な集会などでの使用は厳禁で、デモは映画会と独立した別企画としないと「使用許可を取り消しますよ」という話になります。そういうわけで、ビラにはデモについて申し訳程度にしか書けませんでした。まあ、デモについては少数精鋭でもいいやとも考えていましたので、まずは映画会に人を集めるのに全力を挙げることにしました。
ビラは6500枚を準備しました。ポスティングで成田ニュータウンの10月三里塚全国闘争のデモコース周辺や京成成田駅東口方面の住宅街をカバーしようと思ったら2万枚は必要なので全然足りてはないんですが、財政的にも人手的にもこれくらいが最大限だろうということですね。実際、一人でのビラまきも合わせて10回以上の街頭宣伝やポスティング、その他もろもろで最後にはごくわずかだけに。
労組の事務所にビラを持ち込んだり、ポスターを貼って回ったり、千葉日報やミニコミ誌などのイベント情報に掲載を依頼したりなどもしてやれる限りの宣伝戦を繰り広げました。
成田山参道のデモは、警察はなかなか認めたがりませんでした。参道のお店も味方につけ、賛同の証のポスターだらけにして認めさせました。
そんなこんなで迎えた映画会の当日。40人以上の参加となりました。ホールは大画面で音響も良く、再びの沖縄戦が押し寄せてくるかのような昨今の現実と、不屈に闘う人々の姿がド迫力で迫ってきて、分不相応だとしてもこのホールを借りてよかったと思いました。せっかくのいいホールなので地元の方をゲストに招いた島唄ミニライブも行い、なかなか好評な企画とすることができました。最後に二川君から5月沖縄行動の報告をし、この後のデモの紹介ということでデモコールの実演までして映画会企画は終了しました。
そしてデモは約20人が参加。意気高くデモ隊は参道を進み、沿道の人々は大注目。手拍子で迎えてくれる人もいました。デモの許可条件として拡声器の使用はなしでしたが、私には行動隊時代に毎日数度のデモで鍛え上げた喉がありますんで、問題なしでした。
こうして成功裏に映画会とデモをやり切りましたが、本番はこれからです。11月集会に向かって、組織者を組織していかなければなりません。今回の企画を進める中で、きっとやれると確信を得ました。あと3カ月半。全力で11月へ!