許せぬ欠陥機オスプレイ 軍事空港粉砕、基地撤去を

週刊『三里塚』02頁(1139号02面04)(2024/07/08)


許せぬ欠陥機オスプレイ
 軍事空港粉砕、基地撤去を

(写真 木更津での講演会)


 6月23日のオスプレイ飛行再開に反対する木更津行動に参加した。オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク共同代表の吉沢弘志さんの講演の一部を以下に紹介したい。
 日本国内には4種類すべてのオスプレイがある。
 ①海兵隊使用のMV22。世界で最初に導入され、現在、沖縄の空を頻繁に飛んでいる。普天間基地に12機が配備。導入時、沖縄人民は体を張って4つのゲートを封鎖。機動隊に排除されるまで懸命に闘いぬいた。
 ②空軍使用のCV22。昨年11月29日、屋久島沖で墜落大破、乗員全員が死亡。現在5機。原因が完全には解明されていないと米軍も認め、米国内では離陸後30分以内の運用に限定している。
 ③海軍使用CMV22。米軍・岩国基地で飛んでいる。
 ④陸自使用のV22。購入費用は3620億円。介護報酬切り下げとほぼ同額。6月19日、17機すべてが木更津駐屯地に「暫定配備」された。基本的には事故を起こしたCV22機と同機種。にもかかわらず、米国内での30分の制限など関係なく、5月26日の「富士総合火力演習」(以前は一般観客を入れていたが、現在は実戦訓練に)に初参加させたり、今回3機も岩国基地から長距離を移動させたことは住民無視の許しがたい暴挙だ。
 昨年のオスプレイ墜落事故後、初の木更津基地での陸自オスプレイ飛行訓練が強行された3月21日は、水陸機動団(離島奪還のための部隊。1千人で発足)が3200人体制になった日でもあり、佐賀地裁が地元漁民らの建設工事差し止め仮処分申し立てを却下した日でもある。
 佐賀空港はもともと民間空港として構想・設計され、漁協とも自衛隊に使わせないと約束して造られたものだが、今や弾薬庫まで造られようとしている。金で知事、市長、漁協をねじ伏せるやり方は沖縄と同じだ。
 以上のような講演を聞き、軍事空港粉砕の三里塚の正義を改めて確信。成田拡張阻止の決意を新たにした。
(水野長春)

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