新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 沖縄の怒りと共に 戦時立法に反撃を 三里塚現地闘争本部員 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1139号02面03)(2024/07/08)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 沖縄の怒りと共に
 戦時立法に反撃を
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 岸田の式典参加を弾劾する大行進沖縄【23日】)

 梅雨に入ってじめじめとした日々が続いています。湿度が高い状況は夜も同じです。三里塚野菜を食べて、夏の暑さを乗り切りましょう。
 6月23日の沖縄全戦没者追悼式で会場内外から岸田に怒号がたたきつけられたその翌々日の25日、米軍嘉手納基地所属の空軍兵士が昨年12月に沖縄県内に住む16歳未満の少女に性的暴行を加えた容疑で、那覇地検に起訴されていたことが発覚しました。日本政府・外務省は起訴を把握しながら約3カ月にわたり事件の隠ぺいを図り、沖縄県側にも伝えていなかったのです。基地がある故の繰り返される凶悪犯罪の数々に、沖縄の怒りは臨界点を超えています。この怒りとともに本土と沖縄を貫く、反戦闘争を実現していきましょう。各地で「琉球弧を戦場にするな」の映画会を組織していきましょう。
 6月21日に実質閉会した通常国会では、重要経済安保情報保護・活用法、次期戦闘機開発の国際共同機関設置のための条約、政府が農家に罰則付きで増産などを求められるようにする食料供給困難事態対策法、自衛隊統合作戦司令部創設を柱とする自衛隊法改悪、国に地方自治法改悪、在日外国人の永住権はく奪を拡大する入管法改悪など、戦時法が次々と成立しています。戦争法案を問題にせず、政治資金規正法に焦点をあてる野党の許しがたい状況と一体で戦争準備が進められています。労働者階級人民からなんの承認も支持も得られずそればかりか激しい怒りの的になっています。闘いはこれからです。
 5月と6月の激しい闘いのなかで、青年と学生がスクラムを組んでアメリカ大使館に迫るデモを実現し、反戦の実力闘争をたたきつけた6月9日の芝公園での闘争と同じくらい、6月23日の「慰霊の日」における岸田弾劾行動は決定的だと思いました。広島現地で被爆者を先頭に毎年行われている8・6広島闘争と、同じ質を持った闘いとして、岸田を弾劾しぬいたと感じました。
 改憲・戦争阻止!大行進が呼びかける集会とデモに毎回青年や学生が飛び入り参加し、全学連や私たちの仲間とつながっていく状況を見た時に、「人々は熱烈に闘う方針を求めている」と感じています。
 反対同盟の「農地死守・空港絶対反対」の闘いと一体で、戦争絶対反対の闘いを拡大していきましょう。
 その先頭に青年と学生が立ちましょう。
 7月9日の新宿反戦デモ、萩原富夫さんが証言に立つ7月16日の団結街道裁判に集まり、7月反戦闘争を爆発させ、8・6広島へ攻め上りましょう!
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