核戦争阻止、8・6広島へ 原爆ドーム前1000人結集を 平和公園封鎖を許さない 8・6ヒロシマ大行動実行委員会共同代表(被爆二世) 壹貫田康博さんのアピール

週刊『三里塚』02頁(1139号01面01)(2024/07/08)


核戦争阻止、8・6広島へ
 原爆ドーム前1000人結集を
 平和公園封鎖を許さない
 8・6ヒロシマ大行動実行委員会共同代表(被爆二世)
 壹貫田康博さんのアピール

(写真 昨年の8・6広島。原爆ドーム前から岸田打倒・式典糾弾デモに出発)

(写真 6・24狭山闘争に参加し、日比谷公園霞門前で発言する壹貫田さん)


 ヨーロッパで中東で、そして中国・アジアで、いつ核が使用されてもおかしくない情勢に入っている。今年の8・6広島反戦反核闘争は、核戦争を許すのか否かをかけた戦後最大の決戦だ。岸田政権による平和公園封鎖を打ち破り、1千人結集の力で原爆ドーム前での集会を実力でかちとろう。被爆二世で8・6ヒロシマ大行動実行委の壹貫田康博さんのアピールを掲載します。(編集委)
 8月6日午前7時、原爆ドーム前に全国からの大結集を訴えます。今年の8・6は、米日による中国侵略戦争を許すのかどうか、世界を破滅させる核戦争を許すのかどうかの大決戦です。8・6ヒロシマ暴処法弾圧で逮捕された5人の仲間を取り戻す闘いと一体で、労働者民衆の総力をあげて闘いましょう!

法的根拠もなく集会を禁圧

 広島市が平和記念式典にロシアとベラルーシを招待しない一方でイスラエルを招待することに対して、「パレスチナへの虐殺を後押しするな」とすさまじい怒りの声があがっています。さらに広島市は、朝5時からの平和公園への立ち入り制限を原爆ドーム周辺まで拡大することを発表しました。市民が自由に使うことができるのがあたりまえの公園を、法的根拠もなしに立ち入りを制限するというのです。しかも、8月6日に原爆ドーム前で反戦反核を訴える集会を禁止するためにです。ヒトラー以上の独裁でなくて何でしょうか。絶対に許せません。同時にこの攻撃は、自治体労働者を反戦反核集会弾圧のために協力させる、戦争動員の攻撃でもあります。私たちは広島市で働く労働者を何としても反戦反核の側に獲得しなければなりません。
 松井広島市長は、核戦争へ突き進む岸田首相やエマニュエル米駐日大使を平和記念式典に招待し、岸田政権といっしょになって戦争翼賛の式典にしようとしています。これまで私たちは、歴代首相の式典出席に対して怒りをこめて抗議の声をあげてきました。しかし、今年の8・6はこれまでと全くちがい、本当に核戦争を阻止するのかどうかをかけた8・6になりました。4・10日米首脳会談で日米共同で中国侵略戦争をやることを確認し、拡大抑止の強化=核戦争の発動にむけて具体的に準備を進めています。核戦争をやろうとしている張本人が、記念式典でにせものの平和を語り、被爆者を国のための尊い犠牲として「慰霊」するのです。こんな式典は粉砕あるのみです。

松井市長の正体は暴かれた

 被爆者・被爆二世・三世の核に対する怒りを抑え込むことは絶対にできません。朝鮮戦争下の1950年8月6日、全ての集会が禁止された中で、被爆者と在日の仲間は実力で集会をかちとりました。ベトナム戦争下の1971年の8月6日には初めて式典に出席し、被爆者・被爆二世と全国の仲間は佐藤首相を平和公園からたたき出す闘いに立ち上がりました。ここ数年、私たちは右翼団体による妨害をはね返して原爆ドーム前の集会を守り抜いてきました。右翼を使った妨害に失敗し追い詰められた松井広島市長は、国家権力がふりかざす暴処法弾圧と一体となり、法的根拠もかなぐり捨てて反戦反核集会の破壊をやろうしています。「教育勅語」を職員研修で使うことを居直り続けている松井市長の正体は、右翼と一体であることがどんどんあばかれています。
 戦争を止めるために、何としても「集会禁止」攻撃を打ち破りたいと思います。そのためには「数」が絶対に必要です。昨年を倍する1千人の結集を実現しましょう。全国の皆さんに8月6日朝7時、原爆ドーム前への結集を訴えます!
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8・6ヒロシマ大行動'24
原爆ドーム前集会
 8月6日(火)午前7時 原爆ドーム前(北側)
 8時15分黙祷→記念式典弾劾デモ

8・6ヒロシマ大集会
 午後0時30分 広島県立総合体育館小アリーナ
 終了後 8・6ヒロシマ大行進(3時出発)
 主催/8・6ヒロシマ大行動実行委員会

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