フィールドワーク 「軍事空港建設阻止!」 B延伸工事を弾劾
週刊『三里塚』02頁(1138号01面03)(2024/06/24)
フィールドワーク
「軍事空港建設阻止!」
B延伸工事を弾劾
(写真 工事現場をフィールドワーク【6月5日】)
6月5日、成田空港機能強化のB滑走路北延伸(3500㍍化)工事現場の現地調査=フィールドワークが三里塚芝山連合空港反対同盟の呼びかけで行われた。3月以来、3回目だ。
午前10時、天神峰の市東さん宅前に支援連の仲間など十数人が集合。伊藤信晴さんが行動提起し、コースを前回と同じ延長工事地区の一周と確認した。
参加者は、十余三の成田市民農園近くまで移動し、調査を開始。反対同盟宣伝カーを先頭にのぼり旗をたなびかせる。宣伝カーのボイスは反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん。「軍事空港建設阻止」「自然破壊の拡張工事反対」と成田空港拡張を弾劾するシュプレヒコールが先導し、工事現場に向かった。
東関東自動車道にかかる第二四本木橋(しほんぎばし)では、切り回し道路(仮設道路)開通に向けた作業の様子がうかがえた。切り回し道路が開通すれば、東関道をトンネル化する本格工事の開始だ。しかし「空港反対」の闘いの前に、開通は遅れている。
東関道を渡ると、滑走路造成現場だ。重機は数カ所において、忙しく動いている。しかし、この日は何と、ダンプの姿が見えない。後でわかったことだが、空港会社は前回の反対同盟の行動でダンプが動けなくなったことを悔やんで、事前に同盟行動中はダンプの運行を中止させていたのだ。
反対同盟宣伝カーは「工事は環境破壊だ、今すぐやめろ!」「農地強奪に労働者は手を貸すな!」のシュプレヒコールを上げ続け、作業現場を直撃した。
一行は、滑走路延伸予定地東側にまわり、さらに北側から西側へ。ここでは、先月まで見渡せた工事現場が周囲を覆う鉄板フェンスで覆われている。その中の野原は、工事によって潰されているようだ。
一行は再び出発点まで戻り、怒りのシュプレヒコールを上げた。