6・9反戦全国集会 米大使館に迫るデモ 全学連がスクラムで機動隊を圧倒

週刊『三里塚』02頁(1138号01面02)(2024/06/24)


6・9反戦全国集会
 米大使館に迫るデモ
 全学連がスクラムで機動隊を圧倒


 「琉球弧を戦場にするな! 中国侵略戦争阻止! ガザ虐殺やめろ! 日米同盟粉砕、岸田打倒!」を掲げた反戦大集会(主催は改憲・戦争阻止!大行進)が6月9日、東京・芝公園で開かれ、全国から1千人が集まった。集会後、アメリカ大使館、ミャンマー独裁軍を支援する日本財団、首相官邸に肉薄するデモを行った。
 集会では、日本全土の侵略基地化との闘いの先頭に立つ三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんが宮本麻子さんとともに登壇し、アピールを発した(別掲)。
 米日帝の中国侵略戦争突入に向けた動きが加速し、地方自治法と入管法の改悪が狙われ国会情勢も緊迫する中、国家権力は、事前に申請していたデモコースを直前に不許可とした。アメリカ大使館へ通じる全道路を封鎖する暴挙を許さず、固くスクラムを組んだ全学連と青年の実力デモは警察権力を圧倒した。
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伊藤信晴さんの発言

(写真 発言する伊藤さんと宮本さん)

 本当に情勢が激しく日々展開され、日米安保条約が大転換され、戦争同盟として行われている。この現実はまさに戦時下です。
 日米帝国主義は台湾を囲い込み、中国をたたこうとしています。第2次大戦において日本は「満蒙は日本の生命線」と言って侵略していった。そして今、「台湾有事は日本有事」と言って戦争体制を作っています。
 成田において私たちはこの間、工事現場周辺での弾劾行動を3回行いました。工事現場では重機が走り回り、まさに58年前の成田空港建設当初からあらわな、農地を破壊し、自然を破壊し、まさに資本主義の腐敗の極致のような姿をさらしながら行われております。
 ましてや、この北総台地が戦争に使われる。そのような大地に変えられようとしているときに、私たちは北総台地に根をはり、闘い生き抜くものとして、絶対に阻止しなければならないと決意を新たにしています。
 この傍若無人な空港機能強化策を粉砕するため、まずは市東さんの農地を守りぬきましょう。
 そして工事を絶対に阻止する。敵が最も恐れている三里塚の激動的な、内乱的な情勢を作り出そうではありませんか。
 そのためには、反戦闘争の巨大な爆発が必要になります。全力で闘いましょう。7・7農楽まつりを現地で行います。みなさんの参加をお願いします。

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