新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 安保粉砕、全基地撤去 沖縄で怒りのデモ 三里塚現地闘争本部員 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1137号02面03)(2024/06/10)


新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ
 安保粉砕、全基地撤去 沖縄で怒りのデモ
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 国際通りをデモする萩原富夫さん【5月19日】)


 関東でも梅雨の走りというべきジメジメした湿気と高い温度が日に日に増してきています。市東さんの畑ではじゃが芋の葉が黄色に変わっていたりと収穫を今か今かと待っている状態です。5月末まであまり雑草が生えなかった作物と作物の畝間もビッシリと生えていたりと今年も雑草取り決戦が始まりました。夏野菜の収穫も始まるこの季節に、三里塚野菜で日々の健康を大事にしましょう。市東さんの南台の農地を守り切りましょう。
 5月18〜20日に闘われた沖縄闘争に今年も参加しました。今年の沖縄闘争は戦争を進めてきた日米安保体制を粉砕していく力を作り出したと思っています。岸田政権は沖縄本島だけでなく離島も含めて空港や港湾を「特定重要拠点」とし、公道を当たり前のように軍用車両が通過していく状況に対して、沖縄の闘う学生や青年労働者を先頭にして集会やデモを行い、勝連分屯地周辺や那覇の国際通りで沖縄の人々の怒りを解放した闘いになったと思います。
 とりわけ20日の辺野古ゲート前での座り込みで工事車両を実力阻止したこと、萩原さんの訴えは三里塚闘争の存在感を示しました。今年の沖縄闘争は私が参加した中で一番、青年や学生が牽引(けんいん)していると感じる闘争でした。
 この戦争情勢は日々、激しさを増してきています。国が地方をコントロールできる「指示権」は自治体丸ごとの戦争動員を狙っています。かつて自治体労働者が戦時中に赤紙を配り、青年や学生を戦争に駆り出していったようなことが現実に起きようとしているのです。絶対に許すことはできません。日本のナショナルセンターである連合も、自治労本部も実質的に賛成している中、自治体労働者と団結してこの戦争法を粉砕しなければなりません。私たちが行動すれば変えることはできると確信して行動を組織していきましょう。
 一方で岸田政権は「生産性向上」や「儲ける〇〇」と称して、医療・介護・福祉の現場を先頭にして効率化、合理化を叫んでいます。労働者の現場は過酷さを極め、怒りがわき上がっています。
 戦争に反対することは仲間を奪還する闘いと一体です。暴処法によって5人の仲間が囚われ、大坂正明さんも不当に勾留され続けています。仲間を必ず取り戻す実力闘争を開始しましょう。
 三里塚現地で言えば空港絶対反対で58年闘い続けている反対同盟の闘い、市東さんの南台の農地を守る闘いが決戦です。反対同盟顧問弁護団が奮闘し、裁判闘争も佳境に入っています。故萩原進事務局次長が言っていた「霞が関に攻めのぼろう」という闘いを実現しましょう。7・7農楽まつりに集まろう。

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