大坂さんを取り戻す 沖縄と連帯し全国集会

週刊『三里塚』02頁(1137号02面02)(2024/06/10)


大坂さんを取り戻す
 沖縄と連帯し全国集会

(写真 大坂奪還・星野国賠勝利へ向け集会【5月26日】)

(写真 大坂正明さん)


 大坂正明さん奪還・星野国賠勝利5・26全国集会が5月26日、東京・目黒区民センターホールで開かれ、沖縄をはじめ全国から250人が集まった。反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん、三里塚現闘が参加した。
 大坂さんは集会に寄せたメッセージで「星野さんの国賠闘争も私の裁判闘争も、本土における沖縄闘争の前進をかちとってこそ報われます。沖縄での闘いに連帯し、一体となって反戦闘争、沖縄闘争を闘いぬきましょう」と呼びかけている。
 これに応える本土での安保・沖縄闘争の爆発に向けた強固なバネとなったのが今年の5・15沖縄闘争だった。学生・青年を先頭とした大行進勢力が圧倒的な迫力をもって沖縄人民の怒りを解き放つ様が、集会後半に上映されたビデオに映し出された。矢嶋尋全学連副委員長の決意表明からも前進する闘いの息吹がビシビシと伝わってきた。
 ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんの「見えてきた戦争/宮古島での戦争準備に抗して」と題する講演では、「宮古島が島しょ防衛の最前線」(2019年岩屋防衛大臣の訓示)と位置づけられ、ミサイル基地建設が強行されている実態と「捨て石」にされてたまるかと不屈に闘う島民の姿が、ふんだんなスライドで映し出された。
 大坂弁護団は、裁判で「大坂さんを知らない。見ていない」と証言したにもかかわらず、密室に少年を閉じ込めでっち上げた50年以上前の供述調書のみで懲役20年の有罪とした高橋康明裁判長を徹底弾劾。
 星野弁護団は、国側の医師の尋問でデタラメな意見書の内容がより鮮明になったことを報告。
 大救援運動の力で大坂さんの無罪、星野さんの国賠勝利は必ずかちとれると確信を深めた。

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