団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1136号01面05)(2024/05/27)


団結街道


 辺野古ゲート前での座り込み闘争を終え、キャンプ・シュワブを左手に見ながらバスまでの道を歩いていると、若い仲間から「だから僕は花が大嫌いなんですよ」と話しかけられた▼足元を見ると、金網フェンスの外側に並べられたポットに植えられた赤い花。基地の中からホースで水やりが行われていた。すべてのポットのふちには「手を触れないで下さい。お花を大切に!」の文字が▼フェンスの内側では、新基地建設のために広大な自然を破壊し、ジュゴンもすむ豊かな大浦湾を埋め立てる工事が地元の意向を無視して強行されている。そのことには目をつむり、基地のフェンス沿いにきれいに置かれた「お花を大切に!」は欺瞞(ぎまん)の極みであり、何とグロテスクな呼びかけだろうか▼美しい花や音楽・文学を愛でつつ平気で虐殺を行った日本帝国主義やナチスドイツを思い起こしつつ、さらなる侵略の拠点に変貌させられつつある現在の姿をカメラに収めようと基地ゲート前に立つと、脇に設置されていた監視カメラがグルっと回転し、レンズがこちらを向いた▼「矛盾の上に咲く花は/根っこの奥から抜きましょう/同じ過ち繰り返さぬように/根っこの奥から抜きましょう/そして新しい種まこう/誰もが忘れてた種まこう(モンゴル800「矛盾の上に咲く花」)帝国主義の核軍事力を背景にした「平和」「繁栄」の幻想を打ち砕く内乱的決起を6・9で実現しよう!
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