団結街道
週刊『三里塚』02頁(1135号01面06)(2024/05/13)
団結街道
うぐいすの鳴き声と共に桜が散り、新緑のまぶしさに目を細めつつ、白鷺、鴨と一緒に田植えを終え、カエルの大合唱の中で、藤の花を愛でつつタラの芽の天ぷらに舌鼓(願望)。八十八夜も過ぎ強い日差しとは裏腹に、三里塚現地は案外涼しい▼4月7日、市東さん宅庭で開かれた団結花見の会では、動労千葉組合員がバンバンの「『いちご白書』をもう一度」を熱唱。カラオケのイメージ映像にだけはよく登場するカクマルをみなで弾劾しつつ大いに盛り上がった▼「いちご白書」の舞台・コロンビア大学で4月17日から数百の学生がパレスチナ連帯を掲げて構内にテントを張り占拠を始めた。具体的要求は二つのD。イスラエルのガザ虐殺に加担する企業へのディスクローズ(情報開示)とダイベスト(投資撤退)だ。わが母校・広島大学でも5月5日から学生が連帯キャンプを開設▼イラク開戦間近の03年3月、原爆ドーム前に無許可でテントを張り、2人の学生が4日間のハンストに立った。6月、新入生が学内にテントを張り100時間のハンストに決起。8月、被爆2世が「つくる会」教科書採択阻止のハンスト、翌年の教育労働者のハンストも原爆ドーム前だった▼8・6式典でロシア大使は呼ばずイスラエル大使は呼ぶ市当局は、安全対策(誰のだ!)として原爆ドーム周辺を鉄柵で囲み手荷物検査をすると宣った。反戦反核のメッカ=原爆ドーム前の蹂躙を許すな!