三里塚営農だより 市東さん宅 管理機で育てた野菜
週刊『三里塚』02頁(1134号02面05)(2024/04/22)
三里塚営農だより
市東さん宅
管理機で育てた野菜
(写真 南台でズッキーニを植える市東さん【16日】)
春もすぎゆく季節となり、だんだんと夏が迫ってきています。3月の段階で20度を超える例年にない暑さの中、市東さんのハウスでは夏野菜のキュウリやズッキーニの苗の生育状況が良好です。いつでも植えることができる状態です。
この時期、畑作業で欠かせないのが管理機という農機具です。育った作物の間の畝(うね)間に爪を入れることで雑草を生えにくくしたり、土を砕土することで空気を入れて土が固くならないようにします。(野菜も人間と同じで空気を入れる必要があります)
じゃが芋や里芋などは砕土した畝間の後に培土(根元に土寄せ)するための刃に付け替えることで土を盛ります。ちなみにトラクターの爪と管理機の爪の構造は似ていて、「ナタ爪」と呼ばれる独特な形状をしています。この管理機で育てられた完全無農薬有機の野菜をぜひ食べましょう。