3・11福島 再稼働阻止、全原発廃炉へ 核・原子力推進の岸田打倒誓う
週刊『三里塚』02頁(1132号02面01)(2024/03/30)
3・11福島
再稼働阻止、全原発廃炉へ
核・原子力推進の岸田打倒誓う
(写真 福島圧殺の岸田を徹底弾劾しデモに出発【11日】)
「3・11反原発福島行動24」が3月11日、福島市内で闘われ、全国から470人が集まった。反対同盟の伊藤信晴さん、現闘が参加し、伊藤さんが発言した。
福島第一原発事故から13年が経過したが、岸田政権はいまだ廃炉に向けた道筋すら示せていない。それどころか、原発事故をなかったものとするような原発汚染水の海洋放出、原発再稼働を強行している。その真の狙いは、中国侵略戦争のための日本帝国主義自身の核武装だ。福島に結集した仲間は、福島の根底的怒りを解き放つ世界戦争・核戦争阻止の新たな反戦反核反原発闘争の出発点を築いた。
主催者あいさつに立った実行委員会の椎名千恵子さん、基調報告を行った安斎則夫さん、希望の牧場・よしざわの吉沢正巳代表、新地町漁民の小野春雄さん、飯舘村で放射性物質を測ってきた伊藤延由さん、全国農民会議共同代表で酪農家の鈴木光一郎さん、和牛農家ら、地元福島からの発言が続いた。国・東電に責任をとらせ原発をなくすまで闘いぬく鮮明な決意と不屈の闘志が全参加者を鼓舞激励した。
特別アピールで、内部被曝を認めない勢力と手を組む福島共同診療所の変節を杉井吉彦医師が弾劾し、原則を堅持し闘う決意を表明。
全国の仲間は福島の怒りと共に闘う決意を語った。とりわけ8・6広島暴処法弾圧を自らにかけられた攻撃としてとらえ、それぞれの現場で怒りの反撃に立つと宣言。行動提起では反核新署名運動が呼びかけられた。
集会後の長蛇のデモにこれまでにない注目が寄せられ、若者の飛び入りが相次いだ。
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伊藤さんの発言
国・東電は、原発事故の責任を何もとっていないにもかかわらず再稼働・帰還強制、汚染水放出など戦争に向け突進している。三里塚・沖縄の状況もそうだ。三里塚で農地死守を闘う市東孝雄さんの父・東市さんが、革命的祖国敗北主義という精神を残してくれた。この精神を受け継ぎ、徹底的に闘い、世の中を変えていく。そういう立場で3・31芝山文化センターで現地集会を開催します。福島のみなさんと連帯して闘いぬきます。