団結街道
週刊『三里塚』02頁(1130号01面05)(2024/02/26)
団結街道
年初からの慌ただしさそのままに1月が往き、逃げ走る2月を追いかけるように闘争に次ぐ闘争の日々が続いている。反対同盟もまた、逃してなるものかと2月28日に空港機能強化工事粉砕!現地調査&第3滑走路予定地内デモを新たに呼びかけた▼B滑走路北延伸準備工事、高谷川改修工事の開始を経ていよいよ、第3滑走路の本格工事が始まろうとしている。沖縄・辺野古と同じように軍事空港建設が目の前で強行される暴挙を黙って見過ごすことなど断じてできない▼かつて2期工事着工の先駆けとなった成田用水決戦で反対同盟農民は文字通り血を流して闘った。84年9月27日の闘争では、市東東市さん(当時70)をはじめ、萩原進さん(同40)、鈴木幸司さん(同59)ら5人が不当に逮捕された▼同年10月10日に開かれた三里塚現地集会には全国から1万4千人の大結集。動労千葉は5割動員で反対同盟の決起に応えた。奪還された市東東市さんは集会で次のように訴えた▼いかに弾圧されようが微動だにしない。弾圧されればされるほど、怒りの火に油を注ぐ。闘いとは敵に対する憎悪が必要ということを痛感した。これが三里塚19年の真髄だ。今日の大結集は反対同盟の正しさを満天下に明らかにした。戸村思想を堅持、発展させ真一文字に進むことだ。権力なにするものぞと闘っていきたい▼この不屈の農民魂が千葉盛克さんの人生を変え、40年後の裁判で証言に立たせた。