「3・11反原発福島行動に立とう」 全国農民会議 鈴木さん講演会開く
「3・11反原発福島行動に立とう」
全国農民会議
鈴木さん講演会開く
東大闘争・安田講堂封鎖闘争から55周年となる1月21日に二本松市において「闘い歩んだ私のひとすじの道」と題して講演会を開催しました。
講師は、全国農民会議共同代表であり、3・11反原発福島行動実行委員会共同代表の鈴木光一郎さんでした。鈴木さんは安田講堂封鎖闘争において不当にも逮捕され、奪還後、お連れ合いの実家である本宮市にて酪農家を続け、東北自動車道反対闘争、三里塚闘争、反原発闘争を一貫して闘い抜いてきました。
始めに、同じく共同代表の千葉の小川浩さんからのエールのこもった闘いのメッセージが紹介され、続いて「三里塚2023 天神峰農地強制執行との激闘の記録」が上映され、会場からは怒りの声と同時に闘いのすばらしさに拍手が上がりました。
講演では、砂川基地拡張反対闘争が大きな原動力となり、反対同盟の宮岡政雄さんとの交流や三里塚との出会いなどがエピソードを交え語られました。そして、安田講堂の闘いの中でのリアルなエピソードやカクマル派の裏切り逃亡とどう闘ったのかなど、その場にいたものの言葉で語られ、共感を呼びました。また、全国農民会議結成の時、故萩原進さんの「全国に闘いを巻き起こすんだ」という強い闘いの決意で、会の名称が「全国農民会議」と決まったこと、そして今日の闘いがあることを、自らの決意を込めて話されました。最後に3・11反原発福島行動24への決起を訴えられ、共同代表として闘い続ける決意が表明されました。
会場からは、「ウクライナやガザでは労働者や自分たちのような農民が戦場に駆り出され殺されている。それもアメリカなんかの利益のためだ。許せない」「有機農業を50年やってきて、農地を守る・農業の大切さを訴えたい」「隣の県から参加した。臨場感のある話に感動した。反戦の闘いがずっと続いていることは素晴らしい」「同時代を生きたものとして闘っていきたい」などの声が上がりました。
全体の最後に、改めて3・11反原発福島行動24(3月11日〔月〕、福島市・福島県文化センター)への決起が呼びかけられ、大成功のうちに会は終了しました。
全国の闘う仲間の皆さん、3・11福島へ共に闘いましょう。
(全国農民会議福島支部 吾妻和位)