「軍事空港反対」貫き58年 発言から
「軍事空港反対」貫き58年 発言から
芝山町はすでに崩壊状況だ
白枡 事務局員 伊藤信晴さん
ガザの大虐殺という政治情勢の中で、私たち反対同盟も生き方を問われる時代。帝国主義は本当に許せない。みなさんと共に帝国主義打倒に決起したいと思います。
空港機能強化で芝山町は日本一の財政優良自治体になると言われますが、現実はどうなのか。第3滑走路建設によって敷地内150軒、敷地外250軒が町から移転を強いられる。あと10年たてば現在7千人の人口が5千人に。若い人はおらず部落は崩壊状況。何が地方創生か! 機能強化で騒音が激化し、飛ばない時間がわずか4時間。周辺住民は必死の思いで騒音訴訟団を結成しています。住民の怒りは根底で同じです。市東さんの農地を守る闘いは北総住民全体の生活を守る闘いでもあります。成田軍事空港粉砕するため、今年も全力で闘いぬきます。
沖縄と連帯し国策と闘おう
敷地内天神峰 市東孝雄さん
23年はお世話になりました。去年の今頃は、執行がいつ来るかという中での闘いでした。畑の一部は取られましたが、本当にみなさんの力が一つになったいい闘いができたと思います。反対同盟58年の闘いはますます厳しくなるかもしれません。沖縄では軟弱地盤での工事が強行され、三里塚においても強制執行。国策の名で住民を完全に無視したやり方です。私たちは常に声を上げてあきらめずに闘いましょう。2024年、今年も元気に明るく楽しくという意気込みでやっていきます。乾杯!
3・31芝山現地闘争に結集を
事務局員 太郎良陽一さん
この会場使用は闘いとったものです。住民の中にも反対同盟の闘いへの共感が増えています。
今日のお話の中で、非常に大きな革命の話を含め共闘団体からなされ、反対同盟の責任はすごいなと歴史も含めて感じたところであります。自分たちの足元を固めながら、みなさんとの団結、実力闘争、絶対に負けない、怒りを爆発させるという気持ちで、あらためて三里塚闘争はもっとがんばらなくちゃいけないと思いました。
耕作権裁判に千葉地裁をとりまくような結集を。そして、市東さんの南台の畑をみんなで守る団結をうち固め、反戦の闘いとも結び付きつつ、3・31芝山現地闘争へ。市東さんの農地を守るために2・15を倍するような闘いを! これからもよろしくお願いします。
ダイ改許さずスト構え闘う
動労千葉委員長 関道利さん
激動の24年がはじまりました。先ほど市東さんが述べられた通り、明るく元気に闘っていくという方針を1年間貫き、今年もみなさんと共に闘いを展開をしていきたいと思います。岸田や会社側からの賃上げではなく労働組合が旗を立てて闘って賃金を獲得する。それが本当の春闘だと思います。働く仲間が合理化される京葉線の通勤快速の廃止に反対し、24春闘勝利、3・16ダイヤ改正粉砕でストライキを構えて闘いたいと思います。
今年の3月30日をもって私たちは結成45周年を迎えます。農地を守り、58年間闘ってきた反対同盟と車の両輪として今年1年また闘っていきますのでよろしくお願いします。
農民も生きるために立つ時
全国農民会議共同代表 小川浩さん
市東さんの農地取り上げ強制執行は、農民だけでなく全人民がもっと深刻に考えなければならない。61年制定の農業基本法の改正が今叫ばれている。萩原進さんがかかわったシルクコンビナートが空港のためにとん挫させられたように、基本法は農民を切り捨てるものだった。米から農産物を輸入し日本の農業をつぶしてきたのがこの50年、反対同盟の闘いと同時進行でやられたことだ。
歴史的な農業危機の中、政権を変え、社会そのものを根底的に変えていかない限り農民も生きていけない。市東さん、萩原さんの闘いが農民のあるべき姿を体現している。三里塚、沖縄、福島と共に闘う以外に農民が生きる道はない。みなさんと共に闘います。
人民の大反乱をつくり出す
革共同書記長 秋月丈志さん
年頭からの震災、ガザでのエスカレートする戦争、羽田の事故や何より沖縄での代執行の攻撃、この帝国主義の下では本当に人民は生きられない。三里塚はその怒りを結集して、帝国主義を打倒する革命の砦(とりで)となる闘いだとますますハッキリしている。
私たち革共同は今年、反対同盟とさらにさらに血盟を固くして帝国主義の侵略戦争を内乱に転化していく闘いを推し進めていきたい。
市東さんの強制執行に対する反撃の闘いを何倍にもして南台農地死守の闘いに勝利したい。帝国主義に戦争をさせないストライキやデモに労働者人民が何百万という規模で立ち上がる大反乱な情勢を作っていく。その出発点こそ三里塚だ。
岸田政権打倒の24年決戦へ
全学連書記長 亀井陽慧さん
24年は世界戦争か世界革命かの分岐点。パレスチナ人民の10・7蜂起に応えるものとして中国侵略戦争に突き進む日帝・岸田を打倒することが世界戦争を阻止する道だ。
私たちはすべての闘いを反戦闘争として闘い成長してきました。特に三里塚決戦では、機動隊と実力で対峙し、国家権力と闘って戦争を阻止できる確信を深めました。58年間、非妥協不屈で闘い続ける三里塚闘争は、世界戦争切迫の今日、ますます強い輝きを放っています。
全学連は、「闘うアジア人民、被抑圧民族と連帯し、日帝アジア侵略を内乱に転化せよ」のスローガンの下、隊列を倍加させ、日帝・岸田打倒の24年決戦に総決起します。そして、反対同盟との血盟にかけて南台農地決戦を全力で担い、成田軍事空港廃港まで闘いぬくことを誓います。