新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ パレスチナ連帯を ガザの虐殺を許すな 三里塚現地闘争本部員 二川 光
週刊『三里塚』02頁(1125号02面02)(2023/12/11)
新版・現闘員奮闘中!日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
パレスチナ連帯を
ガザの虐殺を許すな
三里塚現地闘争本部員 二川 光
(写真 京成成田駅前で反戦アピール【12月2日】)
冬野菜の収穫が始まる12月はネギや大根、白菜などが主力になってきます。ゴボウもまだ収穫していないのですが今年は出来がよさそうで、段ボール箱は一杯になりそうです。今年も残りあとわずかです。三里塚野菜で冬を乗り切りましょう。
皆さん、ガザ大虐殺を今すぐ止めるため、米欧日諸国の支配者であり、岸田政権を打倒する行動に立ちましょう。イスラエルのネタニヤフは2日の会見で「地上作戦なしに目標を達成できない」と言い放ち、地上作戦の強化=ガザ全域の地上侵攻を開始しています。
イスラエル軍はパレスチナ人民を虐殺するだけでなくガザを占領し、浄化すると宣言しました。ガザでの死者数は1万5千人を超え、その半数が子どもや女性です。この極悪非道な侵略戦争、ガザの人々を抹殺する侵略戦争を今すぐ終わらせなければなりません。
12月4日の毎日新聞で池上彰は「攻撃で分断した世界」との見出しで、小学生向けのニュース解説を出しています。「最初はテロ行為」として、ハマスによって市民が巻き込まれ大勢のパレスチナ人が亡くなったと切り出し、結論として「どちらかが一方的に悪い」と決めつけるのは困難と言います。
イスラエル自体が中東を支配し、石油利権の獲得のためにアメリカが主導して建国した国家であることは明らかなのに、その事実を抹消して真実をねじまげています。イスラエル建国によってパレスチナの社会基盤そのものが破壊され、無数のパレスチナ人が故郷を追われ、あらんかぎりの迫害・抑圧・虐殺の歴史が続いてきたことを消し去っています。
イスラエルの戦車に石つぶてで立ち向かっていったパレスチナ人、世界の労働者の「パレスチナ解放」の血叫びを踏みにじっています。こんな悪罵を投げかけることでしか自らの戦争行為を正当化できない支配体制を今すぐ打倒しましょう。
この岸田を打倒する闘いが11月集会の中に詰まっていたと思います。国際連帯で戦争を止める唯一の集会だと今年は特に感じました。とりわけイスラエル軍による病院爆撃など医療労働者を殺している現実に対する高槻医療福祉労組の冨山玲子委員長の「医療労働者こそ反戦闘争の先頭に立とう」という訴えは心に沁みました。
多くの職場や街頭、キャンパスで反戦闘争を軸にして岸田打倒の大闘争を巻き起こしましょう。
12月の各闘争を全力で闘いぬき、さらなる激闘の24年を迎えましょう。