戦争を止め、社会を変える力はここにある 国際連帯20周年 集会開く ガザ虐殺に怒りあふれ
戦争を止め、社会を変える力はここにある
国際連帯20周年 集会開く
ガザ虐殺に怒りあふれ
11月18日、労働者国際連帯集会が千葉市内で開かれた。今年は国際連帯が始まってから20周年。世界戦争が迫る時代、これまで作り出した国際連帯闘争の重要性を確認する集会となった。(写真)
オープニングビデオでイスラエルのガザ侵攻を弾劾する全世界の闘いが紹介された。
動労千葉の関道利委員長は、ガザ虐殺を弾劾し、中国侵略戦争の切迫に対し、「戦争を止めることができるのは、労働者の闘いだ。動労千葉は70歳まで組合員として闘い、組織を強化し、第2の民営化・大合理化と闘う」と決意を述べた。
基調報告は国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さん。「韓日労働者の連帯を軸に今こそ国際連帯の飛躍的拡大を! ガザ虐殺を直ちに中止させ、反戦青年委員会のような闘いを作り出そう」と呼びかけた。
すべての原発今すぐなくそう!全国会議(NAZEN)事務局長の織田陽介さんが特別アピールを行った。
連帯あいさつの最初に、日本イスラーム文化センターの中村和義さんが、「ガザの虐殺は一方的なジェノサイドで宗教対立などではない。民族浄化、土地の占領だ。国際連帯で止めよう」と訴えた。
続いて、登壇した全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の西山直洋さんは、生コン支部への繰り返し強まる弾圧に負けずに闘うと決意を表した。
在日ビルマ市民労働組合のマテンテンウ書記長は、闘いの現場から駆けつけ、国軍の虐殺に加担している日本政府を弾劾し、日本の労働者の支援を呼びかけた。
海外代表団の発言として最初に、韓国・民主労総ソウル地域本部長代行のイヒョンミさん、鉄道労組ソウル地方本部のソンホジュンさん、公務員労組ソウル本部のホピルドゥさんが発言に立った。40万ゼネストとユンソンニョル政権の労働改悪攻撃との闘いを報告した。
ドイツ鉄道労働者ネットワークと米ILWUローカル10の労働者が発言。さらに、労働者党建設統一戦線委員会のスティーブ・ゼルツァーさんが「帝国主義に対する全世界の反撃の闘い、パレスチナ支援全国ストを組織しよう」と力強く訴えた。
韓国全国金属旭非正規職支会のビデオメッセージが上映され、最後のまとめを全国金属機械労働組合港合同の木下浩平さんが行った。木下さんは、関西の闘いを報告し、「断固ストに立つ」と決意表明。満場の拍手を受けた。