新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 反戦デモに立とう 成田街宣に連続決起 三里塚現地闘争本部員 平井雅也
週刊『三里塚』02頁(1124号02面03)(2023/11/27)
新版・現闘員奮闘中!日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
反戦デモに立とう
成田街宣に連続決起
三里塚現地闘争本部員 平井雅也
(写真 京成成田駅前で反戦決起を訴え【15日】)
11・19全国労働者総決起集会・デモは、日比谷野外音楽堂に2800人の闘う仲間が全国から、そして海外からも結集して「戦争をとめ、社会を変える力がここにある」ことを鮮やかに指し示しました。イスラエル軍によるガザへの地上侵攻が始まり、15日にはシファ病院への攻撃までもが始まる中で、全世界で巻き起こる反戦デモの一翼を担うものとなりました。
いまこの瞬間もガザの人々の多くが死に瀕(ひん)し命が失われている…このことを思うと、居ても立ってもいられない気持ちになります。世界各国の仲間も、きっとそうした思いで立ちあがっていることでしょう。帝国主義による世界支配を覆していく内乱の炎がここに宿っています。
この日本においては、とりわけ岸田政権が大虐殺を擁護して加担していることを批判し尽くし、イスラエル軍と同様の戦争を日帝自身がやろうとしていることを暴露し尽くさなければなりません。怒りの矛先はどこに向けるべきか。このことさえはっきりさせれば、怒りは誰の中にも蓄積されており、爆発せずには済まないのです。
10・8三里塚全国集会直後から11・19へ向けた成田での街頭宣伝を、支援連の定例街宣も合わせてちょうど10回行いました。昨年とは格段に違う意欲的な取り組みでした。私はそのうち8回参加しました。横断幕のほか、「ガザ侵攻・虐殺やめろ!」と白抜きで大書したボードも手書きで作って、11・19を大々的にアピールしました。
チケットを買ってくれても参加確約とまでできることは残念ながらありませんでしたが、注目は高く、ビラの受け取りも以前と比べれば断然よかったです。情勢によって労働者民衆の意識が間違いなく活性化してきているので、あとはどう働きかけるか、どれだけ働きかけるかですね。ビラは街宣で使う分だけ残して、集合住宅にビラ入れしてほとんど使い切るなど頑張りましたけど、結果を出すには頑張り方も含めてまだまだってことですかね。もちろん11・19でもう終わりということではないので、さらにやっていきたいと思います。
さて、耕作権裁判は11月13日から証人調べが始まりました。この日の裁判では、最重要の証人である空港公団用地部職員だった法理哲二が、とんでもないことに出廷しませんでした。法理の出廷拒否を裁判所が容認した形です。NAAと裁判所が、真実が明らかになることをどれだけ恐れているかが隠しようもなく明らかです。デモと傍聴の力で、絶対に法理を法廷に引きずり出さなければなりません。
法理が出てこなかった分、橋本先生には南台農地の航空写真鑑定について圧巻の証言をしてもらうことができました。市東さんの賃借地の特定をNAAが間違っていることはもはや歴然としています。法理の出廷要求をはじめ、次回以降に勝負がかかっています。
天神峰農地を強奪した2月の強制執行を、再び繰り返させるわけにはいきません。市東さんの南台農地を絶対に守り抜きましょう! 次回の耕作権裁判は12月18日。デモと傍聴にぜひ参加を!