国鉄闘争全国集会開く 戦争と労組破壊に大反撃し11月へ

週刊『三里塚』02頁(1114号01面03)(2023/06/26)


国鉄闘争全国集会開く
 戦争と労組破壊に大反撃し11月へ

(写真 反対同盟の市東孝雄さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが登壇し、市東さんが連帯あいさつ)

(写真 国鉄全国集会に670人が結集)


 国鉄闘争全国運動が呼びかける全国集会が東京・江戸川区総合文化センターで開かれ670人が集まった。反対同盟事務局の市東孝雄さん、伊藤信晴さん、婦人行動隊の宮本麻子さんが参加。代表して市東さんが連帯あいさつに立った(発言別掲)。
 基調報告に立った動労千葉の関道利委員長は冒頭、戦争会議=G7広島サミット粉砕闘争を8・6ヒロシマ大行動実行委員会、全学連を先頭に闘いぬいたことの決定的な意義を確認した。そして戦争国会を弾劾し、8・6広島―8・9長崎闘争への総決起を訴えた。さらに連合打倒・階級的労働運動の再生に一切がかかっていると新自由主義の出発点である国鉄分割・民営化への決着、1047名解雇撤回、JR組織大再編との闘いに勝ち抜き、11月労働者集会にすべての力を結集して闘うことを呼びかけた。
 発言のすべてが、戦争情勢と対決し、自らが闘い切り開いてきた地平への確信に満ちたものだった。また、チョミョンホ韓国鉄道労組委員長がビデオメッセージを寄せ、日韓労働者の国際連帯が呼びかけられた。
 集会全体を通して参加者は、新自由主義と戦争を終わらせるために国鉄闘争に勝利し、11月集会への大結集を勝ち取る決意を新たにした。

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自分の生き方通す
 市東さんの発言

 反対同盟からごあいさつをさせていただきます。今日は伊藤さんと宮本さんの3人で来ました。
 2月15日から4カ月。この間いろんなことがありました。9人の逮捕者。しかし、みなさんの力で奪還することができました。
 今、NAAはフェンスを張って私の天神峰の畑を囲い込んだんですが、そのまま何もしていないんですよね。結局反対運動をつぶすためだけの強制執行だったと今思っています。ああいう深夜にしか強制執行できない権力側のもろさみたいなのも今回感じ取りました。
 強制執行でハウスとかいろいろ取られましたが、新たにハウス2棟とトイレとかを作りました。本当は会議室みたいなのも作りたいのですが、それはちょっと航空法でできないので。さらにユニットハウス的なものを2棟考えています。それができれば、みなさんにも寄っていただけると思います。
 反対同盟は、闘いの第2ラウンドと位置づけまして、今まで通り「農地死守、軍事空港反対」と、これからも強く押し出し闘っていきたいと思います。
 動労千葉、関西生コン、港合同との労農連帯。学生、市民のみなさまとの団結。今回の代執行で本当に全学連のみなさんから若さをもらったというか、すごく感じました。そして何より国策と闘っている沖縄、福島、三里塚、これを一つの闘いとしてこれからも闘っていきます。
 今までは樫の木まつりをやっていたんですけど、樫の木なくなりましたので、農楽まつりというのを7月2日に行います。天気いかんでどうなるか分かりませんが、数多くの人がいらしてもらって、一日を楽しんでいただきたいと思います。
 これからも普段通りで私はあんまり気取ったことはできず、自分の生き方だけを通してやってきましたが、これからもその意気込みでやっていきます。どうかよろしくお願いいたします。

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