大地の響き 投稿コーナー
週刊『三里塚』02頁(1113号02面08)(2023/06/12)
大地の響き 投稿コーナー
(写真 地裁前で抗議【29日】)
「三権統一」に怒り募る
東京・青年 羽入聡一
勾留開示公判には初めて参加した。私は検察権力と弁護士同志が激論し裁判官が判決を下すのだと考えていたが、様相は全く違うものであった。
まず検察はおらず廷内にいるのは廷吏と裁判官、同志弁護士のみ。この時点で私は検察側が自己弁護できないのだと悟った。よくドラマなどのフィクション作品では裁判が公正・公平に描かれているが、私は今回の裁判官を見て「不公平、不平等」の司法暴力装置だと理解を固めるに十分たる証拠を得た。
裁判官は弁護士に何を言われても「お答えできません」で貫き、隠匿(いんとく)性をこれ以上ないまでに発揮。裁判官の不正事実がここまで暴露されるとは考えてもみなかった。
つまるところ、裁判官は権力に司法を売り渡し、この「音読」で高給を得、かつ同志を何人も束縛留置しているのだ。島田環裁判官自身と権力側は、人間が資本になったありのままの姿ととらえることができた。そこにあるのは人間の感情や理性ではなく「資本」そのものであった。
2・15三里塚強制執行とG7広島サミットは民主主義の皮をかぶった資本帝国主義者(権力者)の戦争に向かう大攻撃だった。私は改めて資本家のためだけの権力、まさに「三権統一」とそれらの腐敗を確認し、権力者を労働者の固い団結により必ず打ち砕かれなければならないということを確信した。
私は隊列を乱さず労働者同志と共に前進し敵の小癪(こしゃく)な攻撃機関を徹底打倒する事をよりいっそう決意した。