即座に全員釈放しろ 開示公判 千葉地裁を追及

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週刊『三里塚』02頁(1113号01面03)(2023/06/12)


即座に全員釈放しろ
 開示公判 千葉地裁を追及

(写真 開廷に先立ち千葉地裁に向けて怒りのデモ行進【5月29日】)

(写真 島田環裁判官)


 2月天神峰強制執行阻止決戦での「窃盗」「公務執行妨害」のでっち上げ容疑で逮捕された仲間たち6人の勾留理由開示公判が、5月29日、千葉地裁で開かれた。
 千葉地裁は傍聴整理券の抽選・配布を開廷2時間半前の午前11時(通常は開廷10分前)とした。しかも整理券配布後、抽選結果の発表まで10分以上もかけた。裁判所による前代未聞の傍聴妨害とデモ出発予定時刻に食い込ませる遅延行為に怒りが爆発した。
 千葉市中央公園に駆けつけると直ちにデモに出発。反対同盟と動労千葉を先頭に力強く行進し、宣伝カーからは「6人を釈放しろ」「G7サミットを粉砕したぞ」の声が市内にとどろいた。
 指定された法廷の席数はわずか18。傍聴者は再度厳重な身体検査を強いられて入廷。二桁の屈強な職員が手袋をして構える警備法廷だ。
 吉田哲也弁護士、森川文人弁護士の舌鋒鋭い求釈明に対し、島田環(たまき)裁判官は、「釈明の必要はない」と繰り返した。島田は抗議した学生、反対同盟の伊藤信晴さん、赤嶺知晃全学連委員長に退廷を命じ、暴力的に構外に連行した。
 森川弁護士が意見陳述に立った。この逮捕・勾留はG7サミット粉砕闘争への不当弾圧であり、核戦争準備会議への抗議の声を押しつぶすための「白色テロ」としての逮捕は許されない。市東さんの農地に対する強制執行は国家的犯罪であり、「公務」そのものが違法。浜田防衛相が成田の軍事利用に言及したとたんに強制執行が行われた。岸田政権の戦争政策に反対することは闘う者の歴史的義務。島田裁判官は国家の暴力装置の一環になり果てている!
 闘いの正義性と弾圧の不当性を余すとこなく暴かれた島田はただただ震えるのみであった。

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