「G7サミット粉砕」 全学連先頭に怒りの実力デモ 広島

週刊『三里塚』02頁(1112号01面02)(2023/05/22)


「G7サミット粉砕」
 全学連先頭に怒りの実力デモ 広島


(写真 全学連が「戦争反対・サミット粉砕」のスクラムデモの先頭に立つ【5月19日】)

(写真 広島・袋町公園に500人が結集し集会&デモ)


 帝国主義首脳が集結するG7広島サミット粉砕を掲げ、5月17日から5日間計7回のデモが闘われた。開催日初日の19日には反対同盟の伊藤信晴さんも駆けつけ共に闘った。
 今回のサミットは、被爆地ヒロシマの名で、核兵器保有を正当化し、核抑止論を強く打ち出すという、歴史的転換の場となった。ゼレンスキー・ウクライナ大統領が来広し、G7首脳らと並んで出席。米からF16戦闘機の供与・訓練の約束を取りつけた。ウクライナ戦争のさらなる激化は不可避だ。さらに、日米首脳会談で日米同盟の強化を確認した。「台湾有事」を想定した中国侵略戦争の準備の場となった。
 「核も戦争もない社会を」という被爆者の思いを完全に踏みにじる核戦争突入宣言に対し、全学連を先頭にサミットの欺瞞(ぎまん)を暴き、戒厳態勢を打ち破って、G7首脳に迫るデモを打ちぬいた。その過程で学生の仲間2人が不当逮捕・拘束された。歴史的暴挙に対する実力闘争が全世界に報じられ、多くの支持の声が寄せられている。改憲・戦争へ突き進む岸田政権を倒そう!

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デモに感激
 伊藤信晴さん

(写真 サミット粉砕デモに立つ反対同盟の伊藤さん)


 5月19日のG7広島サミット粉砕闘争に参加しました。
 5・11弾圧に対する反撃として6人の仲間が勾留されている警察署回りでもサミット警備が強化されていました。署の前には門番が立っており、これまでと弾圧の構えが違うと感じていました。また、テレビをつければ被爆者までもがサミットを歓迎していると報じられ、岸田政権はサミットを中国侵略戦争に向けた戦争体制づくりの歴史の転換点としようとしていると危機感を持っていました。
 しかし、19日の午後の集会で、中四国地方の仲間の必死の訴えを聞き、とりわけ基調での非常に明快で核心をついた批判と闘いへの確信あふれる提起に非常に勇気をもらいました。広島市中心部繁華街を通るデモへの共感の声がすごく、感激しました。
 三里塚強制執行阻止決戦を闘い、反対同盟破壊、軍事空港建設の野望を打ち砕いたように、全国の仲間のがんばりで見事にサミットの目的を粉砕した。すばらしい闘いだったです。

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