全学連三里塚 現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 三里塚現地に集まれ 新入生のみなさんへ 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1111号02面02)(2023/05/08)


全学連三里塚 現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 三里塚現地に集まれ
 新入生のみなさんへ
 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

(写真 辺野古で発言に立つ二川隊長【2月20日】)


 新入生のみなさん、こんにちは。
 三里塚現地で闘う私たちは2月15〜16日、成田市天神峰の専業農家・市東孝雄さんに対する強制代執行攻撃に立ち向かいました。体を張った実力闘争は全世界に報じられました。当時高校生だった皆さんも目にしたのではないでしょうか?
 三里塚闘争は、1966年の7月、当時の佐藤栄作首相が行った新国際空港建設計画を三里塚にもってくるという閣議決定に対し、地元の住民、農民と労働者が立ち上がり、三里塚芝山連合空港反対同盟を結成したところから始まりました。
 当時はベトナム戦争真っ直中。米軍のチャーター機で手狭になった羽田にかわる代替空港という軍事的要請があったことから、ベトナム反戦、70年安保・沖縄闘争と呼応しつつ、反対同盟は「成田軍事空港絶対反対」を掲げ闘いに立ち上がったのです。
 71年の2度にわたる行政代執行攻撃----大木よねさんへの暴力的襲撃との闘い、A滑走路南側に大鉄塔を建て闘われた開港阻止決戦など、反対同盟を先頭に空港絶対反対の闘いを貫いてきました。
 それは、札束による買収や国家権力・機動隊の暴力に徹底・非妥協で闘いぬいてきた不屈の闘いです。全国・全世界にとどろいた闘いは57年経った今でも健在です。
 ぜひ、三里塚現地に駆けつけましょう。そして戦争反対の実力闘争でもって岸田政権を打倒しましょう。
 三里塚闘争は農民と労働者、学生が団結し、軍事空港建設に反対し、戦争国家化・戦争政策を実力で阻止する闘いです。これは自国政府の戦争政策に対し立ち上がる全世界の反戦闘争と同じ質を持った闘いです。
 ロシアによるウクライナ侵攻後、ウクライナへの経済支援や武器供与を行っているアメリカ・NATO諸国は、戦争の泥沼化を推進している立場であると思います。ゼレンスキー大統領もまた、「ロシアとの戦争を何年かかろうが続ける」と、更なる軍事支援を求めています。このままいけば第3次世界大戦が現実的なものになろうとしています。
 一方で労働者の生活状況は、インフレ・物価高騰が襲いかかり飢餓が発生しています。労働者が戦場に駆り出され、命を奪われる状況がウクライナやロシアを中心に起きています。日本においても労働者だけでなく、農民や漁民、学生がインフレによる貧困にあえいでいます。
 財政破綻の危機を戦争でのりきろうとしている社会構造、資本主義体制そのものを終わらせないといけません。2・15で爆発した体を張った実力闘争は「反戦・反核・反権力」の砦としての三里塚闘争、空港絶対反対・農地死守の三里塚闘争を全世界に示しました。40年以上続く動労千葉との労農連帯、全学連を先頭とする農民と学生の団結の一大拠点として存在しています。
 この団結でもってG7広島サミットを粉砕し、戦争を終結させ革命を実現しましょう!
 新入生のみなさん、ともに闘いましょう。

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