大地の響き 投稿コーナー
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空港建設の暴力に怒り
東海 青年 上村弘平
2月1日から2日間、三里塚の闘いに参加しました。強制執行がいつ行われてもおかしくないという情勢のなか、現地では24時間体制の座り込みが行われており、自分も仲間とともに夜間の座り込みを行いました。
座り込みでは交代で機動隊の指揮所を監視しました。指揮所は市東さんの農地のすぐ隣にあり、座り込みは機動隊、そして国家権力に対する直接の圧力となります。しかし、座り込みは見かけ以上に体に大きな負担がかかります。座り込みの大変さを身をもって知ったことで、地道な闘争を日々闘いぬいてきた反対同盟の強い団結の力を改めて感じました。
また、座り込みの翌日は現地の方に空港周辺を案内していただき、成田空港周辺で行われている強引で無計画な機能強化を目の当たりし、空港建設を取り巻く矛盾が実感として理解することが出来ました。様々な矛盾を抱えていながら、住民との話し合いを拒否し、農民の土地を暴力的に奪い取り、安全性まで投げ捨て無理やりに建設された成田空港を断じて許すことはできません。今、全国の闘争の現場では同じような暴力的弾圧が公然と行われています。三里塚から全国の闘う人民と連帯して、権力による不当な攻撃をはね返していきましょう。耕す者に権利あり。この三里塚の精神から階級的意識を学びとり、これからも労働運動、反戦運動に取り組んでいきたいと思います。市東さんの農地断固死守、そして成田空港粉砕まで皆で闘いぬきましょう。
権力を見張る実力闘争
神奈川 青年 馬場一彦
神奈川から1月23〜31日の9日間、市東孝雄さんの農地取り上げを阻止する座り込みに行きました。私の入っている労働組合で、「三里塚に行ってくる」と確認してからの参加です。
市東さん宅前で日中の座り込み・監視行動、夜間の泊まり込みと周辺の巡回をしました。あっという間の9日間。権力・成田空港会社と正面から対峙するのは、現地集会やデモの時とは違う緊張感でした。1月23日から国会が始まり、岸田政権が戦争に突進している中で、戦争を阻止する闘いの激しさとはこういうことなんだと思いました。
緊張感の中にいながらも、人民の側から権力を「見張る」というのは新鮮です。機動隊の前線指揮所の中にユニットハウスが設置され、市東さん宅前の道路を通る警察車両の数も増えていきました。昨年からの闘いで、権力も「簡単には手を付けられない」関係ですが、強制執行の緊張感は高まっています。
座り込み・監視体制には、三里塚現闘の仲間がどっしりと闘いの中軸にすわり、全学連の学生たちが交代で駆けつけ、東京から1〜2日の座り込みの決起がありました。全国の青年労働者も、集会・デモだけでなく、ぜひ座り込みに参加してほしい。スクラムを組んだデモで機動隊とぶつかる実力闘争もあれば、こういう実力闘争もある。
天神峰カフェにも初めて参加しました。太郎良さんが「まず今回の農地取り上げに怒ってほしい!それで現地に駆けつけて」と訴えられました。今度は青年の仲間を連れて、三里塚にかけつけたい。
本気さを見せつけて
関西 学生 宮崎龍太
2月5日から三里塚での集会、および監視行動に参加してきました。
市東さんの農地への強制執行を実力阻止する闘いは日に日に激しさを増し、「農地は命」を掲げて不屈に闘い続ける反対同盟に連帯しなければいけないとの一念で監視行動に決起しました。
集会発言は市東さんの「活き活きと楽しく闘おう」「来るなら来てみろ」という力強い言葉から始まり、全学連の神野副委員長は「隙を見せない本気さ」が強制執行を阻んできたとアジテーション。闘争の展望を大いにアピールしました。
集会後は巡回に参加したのですが、機動隊指揮所に近づくなり屋上で常に監視体制を敷いている機動隊員が2人から5人に増え、またこちらをスポットライトで常に照らしてくるなど空港を維持するための強権的な有様をむき出しにして弾圧してきました。機動隊指揮所には毎日警察車両が出入りし、私服警官もこちらを監視してきます。
しかしそこまで準備を重ねておいてなぜ2月に入った今でも強制執行ができないのか。それは神野副委員長が言った「隙を見せない本気さ」を農民・労働者・学生が見せてきたことにあります。
労農同盟は日々強化され、団結に展望を見出した学生が日々三里塚に決起している事実は確実に強制執行を止める力となっています。
岸田が戦争政策と一体で強制収用を進めている事には意味があります。それは三里塚闘争をなくさないと戦争ができないということであり、裏を返せば諦めずに自国政府打倒の反戦闘争を闘い続ければ必ず戦争を止められるという事に他なりません。全国学生は成田軍事空港粉砕、戦争絶対反対の闘いをキャンパスから巻き起こし、労働者・農民と帝国主義打倒の革命を共にやりましょう。
地元駅頭で署名集め
千葉 上総 守
毎日、反対同盟のツイッターを見ては、まずは一安心をしているのですが、自分の地元でも三里塚の強制執行情勢を知らせることが重要だと思い、仕事帰りに、やれるのは週に1〜2回で、1回に1時間程度ですが、JRの駅頭に立って一人街宣をしています。
メッセージボードを掲示し、個人ビラを配布しながらの署名集めです。人数が多い方が効果も大きいでしょうが、いつやれるかわからないので、「今日はできそうだ」となったら、用意だけはしてあり、フットワークも軽く動けるので、これもいい方法だと思います。
通る人は多くないのですが、一人で取り組むのにはちょうど良いのかも知れません。ビラはそこそこ受け取ってもらえ20〜40枚ぐらいで、署名は0筆から1〜2筆程度という状況です。
メッセージボードはチラチラ見ていく人が結構いて、中には立ち止まって見ている人もあり、効果はあると思います。こんな宣伝方法でも三里塚に関心を持ち、さらには現地にかけつける人が出てくれば言うことはありません。
全国でも取り組んでいる人は少なからずいると思いますが、まだの方はぜひやってみませんか。
三里塚現地にもできるだけ駆けつけたいと思います。