新版・現闘員奮闘中! 日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 天神峰に集まろう PRカー先頭にデモ 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

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週刊『三里塚』02頁(1105号02面02)(2023/02/13)


新版・現闘員奮闘中! 日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 天神峰に集まろう
 PRカー先頭にデモ
 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

(写真 宣伝カー先頭にNAAを弾劾【5日】)

 「何としても2・5集会を闘い取る」―それは、市東さんの天神峰農地の前での早朝行動などをとおして、この地に集まった全員の共通の決意となっていったに違いありません。
 市東さん宅向かいの機動隊前線指揮所の裏手にゲートが新設されたことで、強制執行のための車両をこっそりと入れて突然襲いかかろうという敵の狙いが露わとなりました。2月5日という日程での集会は、このあたりで緊迫した局面に入るだろうと予測して設定されたものでしたが、もっと前倒しでの決戦に突入したのです。決戦突入の決起集会のはずであった2・5集会は、15日間決戦を勝ち抜いた締めくくりとして何としても戦い取らなければならないものとなりました。
 早朝行動に始まり、反対同盟のNAA本社への抗議の申し入れ行動、また千葉地裁に対する緊急署名の提出行動と、攻勢的な闘いに打って出ました。座り込み・泊まり込み態勢も強化され、私もこれに何回か加わりました。主に担当している援農においても、機動隊前線指揮所の裏手には萩原さんの畑があって大根の収穫に行きますから、新設ゲート関連の動きには目を光らせていました。
 農地法の悪用や文書の偽造に典型的に表れているように、敵の攻撃は不正義極まるものです。
 こんな許しがたい攻撃に対して立ちあがる私たちには、大義があります。私たち自身が抱いているこの怒りには、全人民を獲得し、巨万の決起で敵の攻撃を粉砕していく現実性が宿っています。心の底からもっと怒りを湧き立たせていこうではありませんか。
 そうした思いを深めつつ、一日、また一日と市東さんの農地を守り抜いた勝利を積み重ね、2・5集会を迎えました。
 この日も午前中は市東さん宅の援農に入って、じゃがいもの植え付けを行いました。
 2・5集会では、前回同様PRカーのドライバーを担当することになり、あまり気負わずにいたのですが、集会開始後すぐに、スピーカー用のバッテリーがあがるアクシデントが起きました。集会はトラメガでやってもらい、その間に援農に乗ってきていた車のバッテリーを取り外してつなげる荒技で、何とかPRカーとして使えるよう仕立てました。
 デモの山場のNAAに最接近した地点では、抗議の声をガンガン叩きつけられるよう、弾圧の機会をうかがう警察権力と対峙しながら粘りに粘りました。「停まったら警告だ」とか言って圧をかけてきましたが、不当な規制を許さずギリギリの闘いをやりましたよ。
 だけどコレ、もしスピーカーが使えないまま音なしでデモ隊の先頭を走ってるだけだったら、一体どうなっていたことやら。それを思うと15日間決戦の勝利をしっかり締めくくれたことを本当に大切にしたくなります。
 気の抜けない局面はまだまだ続きます。これまで勝ち抜いて来た地平を守り、強制執行攻撃粉砕まで一歩も譲らず闘いを貫徹していきましょう!
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