全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 仲間と共に農地守る 大地の息吹に触れ 全学連 京都 杉枝透佳

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週刊『三里塚』02頁(1104号02面02)(2023/01/23)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 仲間と共に農地守る
 大地の息吹に触れ
 全学連 京都 杉枝透佳

(写真 旗開きの最後に全員で同盟歌を熱唱【8日】)


 みなさん。全国からの熱い結集と応援で市東さんへの農地強奪攻撃を打ち破りともに明るい23年を迎えることができたことをうれしく思います。
 全学連は全力・全国結集で常駐体制を敷き、農地死守の年末決戦に参加して闘争の歴史と大地の息吹に触れ、絶対反対で身体を張って実力で闘う路線を学び、互いに団結を深めてきました。
 私自身も12・11芋煮会で初めて三里塚に来て、現地調査と座り込みに参加しました。帰りの夜行バスに揺られながら、「闘う学生はみなここに来さえすれば必ず握りしめて帰るものがある。大学のキャンパス、自治会での闘争で感じる限界を突破する鍵がこの土地にあった」と確信。
 帰ってからはすぐさま、仲間と一緒に宣伝活動をして普段身の回りで自分の頭でものを考える学生、大学現場で苦闘している友人たちに、ひたすら声をかけて誘いました。すると、驚くことに断る人はほとんどおらず、「前から興味があった」「バラエティ番組で見た」「左翼なら一度は行かなきゃ」「逮捕は怖いけど行きます」「実家が農家」などと言って10人以上も一緒に来てくれたのです。
 人によりまちまちですが、それぞれ帰るときには「他ではできない勉強になった」「来てよかった、また必ず来る」「国家権力と対峙して毎日生活を守りぬいていることはすごい」と、晴れやかな、また決意した表情で伝えてくれました。
 年末決戦で大きく心に残っていることは、4日間決戦最終日の太郎良決戦本部長の言葉です。自分を含め全学連の学生の発言を受け、「戦争政策だから、軍事空港だから反対だというのはそうなんだけれども、それだけではなくて、ここで闘ってきた人々が感じてきた震えるような悔しさと怒り、涙を飲みながら死んでいった仲間がいる、そこからもっともっと学んでほしい。俺もまだまだ伝えきれていない。守れたからよかった、なんてことではなくて、空港をぶち壊してやりたい、やってやりたい、激しい思いがある」と。
 北原鉱治反対同盟事務局長の『大地の乱』を読みました。目の前の一人の農民闘士である市東さん。その農地と日常を守り抜くために一緒に闘うんだ。支え抜くんだと覚悟。学習し仲間と話し合い、今自分がどんな地平の上に立っているのかを理解し意識したいです。いつか離れで大勢で、市東さんとカラオケを楽しみたい。
 勝ち続ける三里塚決戦を多くの仲間と勢いよく闘い、コロナ収束まで守り抜きます!

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