全学連三里塚 現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 天神峰に集まろう 今、革命が必要だ 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光
週刊『三里塚』02頁(1102号02面02)(2022/12/26)
全学連三里塚 現地行動隊日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
天神峰に集まろう
今、革命が必要だ
全学連三里塚現地行動隊長 二川 光
(写真 南台農地で全学連がシュプレヒコール【11日】)
今年の三里塚現地は緊迫した決戦情勢に入りました。岸田政権が安保関連3文書を閣議決定し、5年で軍事費約43兆円という最大規模の予算を付けようとしています。岸田政権が意図しているのは、民間空港や港湾だけでなく大学や職場でも軍事利用、戦争協力の体制の構築に向けて、国家暴力をむき出しにして反戦運動をたたきつぶすことです。三里塚現地でも同じです。反対同盟の市東孝雄さんの農地に対する千葉地裁が出した11月24日の授権決定以降、強制執行が可能となり、情勢は一変しました。
援農や街宣だけでなく、強制執行を阻止する座り込み闘争に全国から労働者や学生が決起し、職場やキャンパスに戻っていきます。不寝番も含めた24時間の座り込み態勢に市東さんへの農地強奪攻撃を知った学生や青年が続々と結集し、沖縄で闘われている辺野古の座り込み闘争以上の闘いに発展しようとしています。
自分は座り込みが20日目を過ぎて多くの人々が決起するのを見た時に感じたことがあります。それは国家暴力に対し、体を張って闘うということが座り込み闘争によって参加者全員の決意になり、戦争と一体の農地強奪攻撃を絶対に阻みたいという覚悟を生み出し続けているということです。反対同盟が56年間にわたって闘いぬいている「一切の話し合い拒否、農地死守・実力闘争」の原則こそ、大軍拡に突き進む岸田政権と対決する上で最も重要です。三里塚現地に駆けつけ座り込みに決起し、闘いの息吹を感じて職場・キャンパスに持ち帰りましょう。強制執行を絶対に阻んでいくための全国的な陣形を共に構築しましょう。
社会を変える一端を握っているのは自分たちがやっている営農や街宣、座り込みだということを再度確認しましょう。
だからこそ強制執行を阻止する闘い=成田軍事空港粉砕の闘いは、三里塚だけの問題ではありません。馬毛島の兵站拠点化や下地島空港の軍事利用、「反撃能力の保有」と称した実質的な改憲攻撃、自衛隊の侵略軍隊化、日本全土の基地強化など一切を軍事優先にし、農民や学生、労働者の生活を押しつぶそうとしているのです。こんな社会を革命によって変えなければ、もう生きられない状況に来ています。だからこそ闘い続けなければなりません。この文章が掲載された時には、実際に強制執行が来ているかも知れませんが、気を引き締め絶対反対で闘いぬきましょう。国家権力との根比べですが座り込み陣形を拡大し、多くの人が駆け付けることで阻止し続けることができます。
激動の2022年決戦を最後まで駆け抜けましょう!