団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1102号01面04)(2022/12/26)


団結街道


 今年の漢字は「戦」▼なぜわれわれの宣伝物では「戦う」ではなく「闘う」の字をよく使うのか。大学1年生の頃、先輩に聞いたことがある。人民がたたかうのが闘争。国家がたたかうのが戦争だろってな感じの説明だったと記憶する▼国家による戦争はダメだが国家との闘争は歓迎ということなのかと理解した。確かに戦争で犬死にさせられるくらいなら戦争と闘って死んだ方がましだ。労働者自己解放の思想と闘いを知らず、共産主義者でもなかった私だが反戦闘争に決起した▼日米新安保ガイドライン、周辺事態法、国旗・国歌法、盗聴法……。戦争への道をひたひたと歩んでいた自自公政権(当時)。今はその比ではない。戦争のための法整備(それ自体が大問題だったのだが)に止まらず、実戦さながらの大軍事演習を繰り返しつつ、大軍拡予算を計上し、他国領域内への先制攻撃を可能とする武器・装備を揃えつつある▼「ナッショなリズムが聞こえる」なんてビラを出していたのが懐かしいくらい、軍靴の音がけたたましく鳴り響いている。あまりの音の大きさ(=戦争切迫のリアリズム)にびびった党派やマスコミは「聞こえないふり」を決め込んでいる▼戦争阻止へ全力で闘うのは今だ。市東さん農地への戦時収用実力阻止の決戦日は27〜30日の4日間に絞られた。非常臨戦態勢を取って総決起を呼びかける反対同盟・決戦本部と共に死力を尽くして闘おう。いざ天神峰へ。
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