団結街道

　野球好きの中高年男性が選んでいるに違いない今年の流行語大賞は「村神様」。評判は良くないようだが、最年少３冠王で王超えの56本塁打を放ったヤクルトスワローズの主砲・村上宗隆は確かに神っていた▼最近、私の父が後輩のアメリカンフットボールの試合の応援に行くと必ず勝利するので名前を文字って「○○神様」と呼ばれているそうだ。思わず「それってあなたの感想ですよね」（今年の小学生流行語１位）なんて言葉が出かかったが、何でも神を持ち出す風潮は時代を映している▼昨年ノミネートした「親ガチャ」も個人的努力ではいかんともしがたい不平等な社会への諦念（ていねん）が背景にあると思う。「ゆとり世代」から「悟り世代」を経て、現代のブッダ（目覚めた人）はＳＮＳを武器に「Ｚ世代」として全世界でアクティブに社会変革の実力闘争に立ち上がっている▼ドイツの環境保護団体「ラストジェネレーション（最後の世代）」のメンバー６人が11月24日、ベルリン・ブランデンブルク国際空港の敷地内に突入し、滑走路に体を貼り付けたり、自転車に乗ったりする様子をツイッターでライブ配信。90分間発着がストップし、５便の離陸がキャンセル。15便が別の空港に行き先を変更した▼「他力本願の時代は終わった。成田軍事空港粉砕を」（北原鉱治反対同盟事務局長）「それはお前がやるんだよ」（京大タテカン）天神峰・市東さん農地死守決戦に集え！