大地の響き 投稿コーナー

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週刊『三里塚』02頁(1098号02面08)(2022/10/24)


大地の響き 投稿コーナー

(写真 全学連旗を先頭に意気高く行進する学生のデモ隊【10月9日 成田市】)

実力闘争に確信深め
 広島大学 森田寛隆

 米日による中国侵略戦争に向けた戦争策動が進められる中、その最先頭で対決する10・9三里塚闘争に参加しました。
 コロナで空港需要が激減したにもかかわらず、住民の反対を無視して強行しようとしている滑走路延伸などは、戦闘機を飛ばすためのものでしかなく、戦争のための軍事空港づくりそのものです。鉄道において「ローカル線大虐殺」と一体で、戦争のための軍事輸送機能が強化されようとしているのは、この三里塚の構図と同様だと思いました。すべてが戦争との対決になっている、その最先頭の闘いが三里塚だということを改めてつかみました。
 挙国一致体制づくりを狙った国葬への怒りが大爆発し、誰もが戦争危機を感じ取り始めているなか、集会後のデモには大きく手を振って応援してくれる人が何人も現れるなど、例年以上の巨大な反響がありました。戦争国家化に向け、三里塚闘争を圧殺するための強制執行情勢に対し、地域と結びつきながら反撃してきたことが切り開いてきたものを感じました。戦争危機が深まる中、実力で軍事空港化を阻んできた三里塚の闘いは、ますます求心力を持つ闘いになっていくと改めて確信しました。
 国葬粉砕を三里塚のように警察権力と立ち向かって実力闘争として闘ったことで、多くの学生が自分の力で戦争を止め、社会を変えることができるという展望を見出しています。
 この力を11月集会に束ね上げ、労農学連帯で強制執行を阻止し、岸田政権を打倒していきましょう!

自衛隊入構阻止する
 岡山大学 伊橋 歩

 市東さんの農地取り上げを絶対に許すことはできない。不当判決によって強制執行が可能となったが、これは明らかに国家が追い詰められている証拠だ。三里塚の長年の闘いに敵はへきえきしているからこそ、暴挙に出るしかない。デモの反応の良さが、三里塚闘争の強さを物語っていた。戦争情勢下で「成田空港が戦争に使われる」という言葉の緊張感・切迫感が強まっている。住民ほど機能強化の不必要性を感じるものはいないだろう。だからこそ、10・9三里塚集会・デモは大衆とつながるものとして勝ち取られた。一人の農地を階級全体で守り抜き、絶対に成田空港を戦争に使わせない、労働者を戦争に使わせない闘いを、勝利するまで貫徹したい。
 岡山大学では10月27日、防災訓練と称して学内に自衛隊を呼び込み、車両展示や演習を行う予定だ。断じて許せない。軍隊という本質を隠しながら、災害救助という副務を前面に出し、大衆に浸透するようアピールするキャンペーンである。敵の狙いは間違いなく大学の戦争動員である。学問の場に軍隊を介入させるなど、決してあってはならない。学生・教職員の怒りの声を組織し、学内集会を打ち抜いて、自衛隊入構を阻止する決意だ。
 三里塚の不屈の闘いに学び、労農連帯で共に闘っていきたい。国家総動員体制を絶対に許さず、改憲・戦争を狙う岸田政権を打倒しなければならない。
 国葬粉砕闘争を打ち抜いた力で、11月労働者集会は更なる怒りを、労働者の階級の力として爆発させたい。

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