団結街道
週刊『三里塚』02頁(1098号01面04)(2022/10/24)
団結街道
○○の秋。一般的には、実り、読書、スポーツなどが○○に入るが、活動家的には闘いや決戦がしっくりくる▼今年の全国集会は、農地死守・空港機能強化着工阻止の決戦突入を宣言する歴史的集会として打ち抜かれ、デモへの共感の声はかつてなく大きかった。反対同盟の地道な活動の上に、安倍国葬粉砕を実力で闘った青年・学生が発する「闘魂必成(闘えば必ず勝つ)」のオーラが住民にも伝わったのだろう▼市東さんの農地強奪強制執行を認めた2016年最高裁上告棄却決定から早6年。反対同盟は請求異議の訴えをはじめ裁判闘争を全力で闘いつつ、決戦本部を先頭に現地実力阻止態勢を堅持し、市東さんの農地を守りぬいている。判決が確定してもその執行を阻止するという前人未到の挑戦は続く▼他方、世界情勢は資本主義の打倒か人類の滅亡かの終局的様相を深めている。気候変動問題とZ世代による学校ストライキ。コロナパンデミックを契機にした航空需要バブル崩壊と「飛び恥」運動の拡大。ウクライナ戦争開始と反戦闘争の高揚。石油・天然ガス、肥料・穀物の価格高騰と労働者・農民の闘い……▼「何ごとも最後まであきらめないのが反対同盟」と語る市東さんの背中には「闘魂ますます盛んなり」(父・東市さん)の文字。この「燃える闘魂」をわがものに。「闘魂とは己に打ち勝つこと。そして闘いを通じて己の魂を磨いていくこと」(アントニオ猪木)。闘争勝利の秋。11・6集会へ。″迷わず行けよ〟。