全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 岸田政権倒せ 全学連大会を開催 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光
全学連三里塚現地行動隊日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
岸田政権倒せ
全学連大会を開催
全学連三里塚現地行動隊長 二川 光
9月6~7日、全学連第83回定期全国大会が行われました。今回はウクライナ侵攻から始まった世界戦争・核戦争への道をいかに阻止するかを論議し、反戦闘争の爆発で岸田政権を打倒し社会を変えようと参加者全体が決意する大会になりました。9・23安倍国葬粉砕闘争(芝公園)に向けた総決起集会としても成功をかちとりました。
岸田政権は戦時体制の構築に向けて突き進んでいます。自衛隊の弾薬不足の懸念に対処するためとして、国主導で量産体制を整備すると発表し、更に自衛隊員のための輸血用血液を自前で長期保存し、自衛隊病院などで使用することまで明らかにしました。大規模なインフレが進む中、労働者を食わせられない政治・経済への不満をそらすために、中国侵略戦争を想定した本格的な戦争体制へと国家改造を進めています。
第2次世界大戦後、アメリカは「世界の盟主」として君臨し、ベトナム戦争、湾岸戦争やイラク・アフガニスタン戦争などで世界中の労働者民衆を殺し傷つけてきました。一方、「社会主義」を名乗るソ連、中国などのスターリン主義国や全世界の「共産党」指導部は、世界革命を放棄し、帝国主義との「平和共存」を掲げて労働者の決起をつぶし、社会変革への発展を常に阻害してきました。
今求められているのは、戦争絶対反対で自らの国家を打倒する闘いです。世界の労働者人民はあらゆる制約をのりこえて決起し、帝国主義とスターリン主義を打倒するまでやまない反戦闘争が巻き起こっています。世論調査でも国葬反対が圧倒的多数となる中で、岸田政権は市民を標的にした警備体制の構築を行うと発表し、闘いを弾圧しようとしています。
全学連大会の討論では、戦争の時代に学生はどうあるべきかをめぐる真剣な議論が行われ、「処分や大学改革は戦争国家化攻撃と一体」「改憲阻止にこだわろう」「あらゆる闘いを戦争阻止へ」などの意見が活発に出されました。参加者全体で総括議案、情勢議案、方針議案で明らかにしたことを確認しました。赤嶺知晃・全学連委員長は「あらゆる反動を打ち破って、労働者の国際連帯で戦争に反対し、新自由主義を終わらせる闘いをつくる運動と連帯し、私たちが新たな人類の歴史を作り出そう」とまとめました。
実力闘争の復権をかけて闘った昨年のオリンピック開会式粉砕闘争から沖縄闘争、クアッド粉砕闘争を経て、ますます全学連が労働者階級の先頭に立つ組織に成長していると感じています。全学連の闘いにご注目を。