団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1096号01面04)(2022/09/26)


団結街道


 安倍一強なる「勝ち馬」だろうが、安倍死去後の「沈みかかった船」だろうが、結局は党内の席順争いに汲々(きゅうきゅう)としている自民党政治家たちの醜悪な姿に反吐(へど)が出るほど嫌悪感を覚える▼どんなに不合理だろうが一度決めたら自らは撤回しない旧日本軍的なメンタリティに加えて、「今だけ、金だけ、自分だけ」を極端化させた新自由主義的価値観を体現しているのが現在の自民党政治家連中だ▼その最先頭に立つ岸田は「安倍の後継者は俺だ」とばかりに早々と国葬を決め、自らの求心力を高めようとした。ところが、安倍・自民党と統一教会の腐臭漂う癒着関係が次々と明るみに出た。自民党が今後も統一教会との癒着を続けることなど労働者人民は絶対に許さない▼だから、自民党としても表向きには統一教会と関係を断つと言わざるを得なかった。だがそうすると3代にわたって統一教会とじっこんの仲であった安倍を顕彰する「国葬」とは根本的に矛盾する▼論理的な整合性がないのは誰の目にも明らかなのだが、岸田にとってはもはや「国葬」を強行する以外に道はない。それは昨年の東京オリ・パラ強行後に打倒された菅と同じ運命をたどる道に他ならない▼悲喜劇をこれ以上繰り返させてはならない。資本(=自己増殖する価値)の支配を意識的に断ち切る階級的団結を形成し、労働者権力の樹立へ。10・9三里塚から11・6日比谷に総決起しよう!
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