天神峰カフェ開く
　空港閉鎖看板にパイロットがエール
　「Ｂ滑走路延伸を止めよう」

　６月26日、天神峰カフェが、成田市天神峰の市東孝雄さん宅の中庭で開かれた。反対同盟の伊藤信晴さん、太郎良陽一さん、三里塚現闘、東京から駆け付けた仲間などが参加した。
　気象予報では「危険な猛暑」が叫ばれ、強烈な日差しが照りつける中だが、大きな樫の木の木陰では風もあってそれなりに涼しい。まずは熱中症への注意を促しつつ、第５回天神峰樫の木まつりの成功に向けて歓談。
　都政を革新する会のＡさんは、「杉並区では、総選挙での石原伸晃の落選に続き、20日の区長選で極悪の現職区長・田中良をついにたたき落とした。区民はみんな喜んでいます」と報告した。さらに東京西部ユニオンの労働者、新たに着任した現地闘争本部の同志のあいさつなどが続いた。
　この日の作業として、参加者の体力に応じて手分けして、天神峰畑周囲の草刈り、竹藪の整備、さらに樫の木まつり会場である中庭の整地などを行った。
　先月のカフェでは、監視台に「Close the Airport!」（空港を閉鎖せよ！）の新看板を取り付けたが、この日もＡさんが監視台上で竹伐採作業を行っていると、小型機を走行させるパイロットが熱烈に手を大きく振って連帯を表してきた。Ａさんもこれに応えて手を振った。
　この話が一同に伝わると「やはり見られているね」「看板を頻繁に書きかえようか」と話がはずんだ。
　この日の締めくくりで太郎良さんは、「機能強化工事は、Ｂ滑走路の北でも芝山でもすでに進められている。住民の闘いと連帯してこれをストップさせよう。ここにいる人たちが先頭に立ち、強制執行を許さず市東さんの農地を守る陣形を強化しよう」と呼びかけた。
　次回天神峰カフェは７月31日、午後５時市東さん宅中庭集合の夜カフェだ。星空上映会などを予定している。