新米現闘員奮闘中! 日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 中国侵略戦争阻止を 新署名運動広げよう 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

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週刊『三里塚』02頁(1091号02面02)(2022/07/11)


新米現闘員奮闘中! 日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 中国侵略戦争阻止を
 新署名運動広げよう
 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

(写真 お楽しみ抽選会で反対同盟のハチマキをゲットし喜びを表す学生【7月3日】)

 第5回天神峰樫の木まつりは大成功でした。ウクライナ戦争と日帝の戦争国家化の攻撃の只中で、まつり全体に反戦の訴えが貫かれたことは、反戦の砦・三里塚の面目躍如と感じました。新しい署名も樫の木まつりが出発点となり、新たな闘いに撃って出ていきます。まつりの終盤から降り出した久々の雨も営農的には大助かりで、やや芳しくなくなっていた野菜の成長もきっと盛り返していくことでしょう。もしかすると、「農地は命」と歌われた萩原富夫さんの魂の叫びには雨乞いの効果があったのかもしれませんね。
 さて、この間の三里塚現地での反対同盟と支援連絡会議による定例的な取り組みも、樫の木まつりを当面の集約点として闘われてきました。新米ながら私もひと通りの経験がひとまずできたようなので、簡単に紹介していきたいと思います。
 2013年から開始され6月19日の行動で第108回となった空港周辺情宣一斉行動では、毎回の同盟ニュースに加えて樫の木まつりのカラービラも各戸に配布しました。私が参加した5月の第107回の時にもすでに同盟ニュースで樫の木まつりへの参加が訴えられており、私は横芝光町の北部地域を担当しました。自転車で回り、できるだけ手渡しできるよう各戸を訪問しました。騒音直下とされる空港機能強化の計画に抗議する立て看板が設置されている集落も多く、手渡しできた住民の「ごくろうさまですね」とのねぎらいの言葉には、反対同盟の訴えへの共感がこもっている実感がありました。
 この一斉行動と同じく、三里塚・芝山から横芝光町くらいまでにかけて、宣伝カーでの情宣活動も連日行ってきました。一斉行動では「宣伝カーが来るといつも外に出て聞いている」という住民の声も寄せられ、連動して威力を発揮したようです。
 成田駅前(京成またはJR)での街頭宣伝も、週イチの定例行動としてきました。ここでも樫の木まつりのカラービラを撒き続けました。大体は少人数での行動ながらも、ひたすら続けてきたことでその成果はきっと表れてくるでしょう。今度からは、新しい署名用紙を持って突撃です。
 こういった情宣活動も、強制執行阻止の攻防に日々勝ち抜いていることが大前提です。市東さんの農地をめぐる請求異議裁判の上告棄却に先立つ昨年4月1日から、強制執行実力阻止の座り込み行動が続けられてきました。深夜から早朝にかけて毎日、泊まり込みの防衛監視体制がとられているのです。まつり会場となった市東さん宅の中庭にある離れを拠点として、集合場所となった南台の農地の定時巡回などを行っています。
 月イチ恒例の天神峰カフェも、6月26日の回は会場設営の下準備を兼ねる形で行われました。雨上がりにはここに住みついている猫たちの水飲み場にもなるような水たまりができてしまうので、萩原さん宅からもらい受けた古い瓦を細かく砕いて埋めました。猫たちに恨まれていないか、ちょっと心配です。
 こうして樫の木まつり当日を迎え、大成功の内に幕を閉じました。
 「三里塚」という地名は三つ目の一里塚に由来していて、遠くからでもわかる目印となるように桜が植えられたことで名所となったのだそうですが、今や三里塚は勝利に向かう道標として、全国のみならず世界の闘う仲間も心を寄せる地となっています。ここに高くそして堅くそびえ立つ樫の木のように、階級の大地に広く深く根を張っていきましょう! 新署名を武器に、階級の中へ!
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