団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1091号01面05)(2022/07/11)


団結街道


 日中あっちんちんに熱せられた屋根がわが寝室を温め続け、寝苦しい夜が続いている。つい先日までは梅雨寒で、毛布が必要なくらいだったのだが……と思っていたら、台風と共に梅雨がまた戻ってくるようだ。気候変動の深刻さを日々実感させられている▼化石燃料などのエネルギー資源の最大の無駄づかいは戦争だ。人間が生きるためにではなく、人間を殺すために行われる戦争は人間を破壊し、自然環境を破壊し、地球を破壊し、気候危機を促進している▼戦争はもちろん、気候変動も自然現象などでは決してない。両者とも人間の活動が生み出したものであり、人間の決断で止められるものだ。そのためには資本の利潤追求を止めなければならない。今こそ労働者・農民・学生の国際的な団結を築き、資本主義の息の根を止めよう▼その最高の武器となるのが三里塚反対同盟が樫の木まつりで呼びかけた「すべての空港拡張計画の白紙撤回」を求める新署名だ。職場・キャンパス・地域で署名を集め、戦争と気候変動に危機感を抱く多くの若者とつながり、資本主義の拠点である成田空港をはじめすべての空港拡張計画をぶっつぶそう▼この署名は「農地死守・実力闘争」を貫き、国家権力が総力でつぶそうとしてもつぶされなかった反戦・反権力の砦=三里塚が呼びかけているからこそ説得力を持つ。樫の木まつりで学生の発言を聞き、その確信をあらためて深めた。共に闘おう。
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