労農連帯の力で 交流会の発言から

週刊『三里塚』02頁(1091号01面02)(2022/07/11)


労農連帯の力で
 交流会の発言から

(写真 川口さんの歌に合わせた手拍子で参加者が一体に)

戦争攻撃と一体の機能強化
 事務局員 伊藤信晴さん

 気候変動、地球規模の環境破壊に対し反対同盟として新自由主義を終わらせなければいけない思いも込めて、すべての空港拡張計画の撤回と軍事使用反対を訴える署名活動を始めます。ぜひご協力をお願いします。
 これまでの延長線上では成り立たない危機感をあらわに日米が一体となって中国侵略戦争への道を決断しています。かつて中曽根が唱えた日本列島不沈空母化を実現するかのように、沖縄・南西諸島のミサイル基地化、成田はじめ全国の軍事空港化が狙われています。成田から戦争を阻止する闘いとして9月4日、B滑走路北延伸阻止の現地闘争を行います。
 9月2日の新やぐら裁判控訴審で反動判決が下され、仮執行宣言がつけば、ここも強制収用の対象になります。私たち反対同盟は少数であろうがこの市東さんの農地を守る。全国の反戦・反基地闘争と一体となり、労農学連帯、沖縄・福島と連帯してこの大反動を打ち砕く先頭に立ちたいと思います。成田軍事空港粉砕、中国侵略戦争を許さない闘いを実現しようじゃありませんか。

普段からの団結を大事にし
 敷地内天神峰 市東孝雄さん

 みなさまの日頃の行いが良いせいで畑にも恵みの雨です。最高裁の決定の後、いまだ空港会社が畑に手を出せずにいる。これはやはりみなさまとの団結の力だと思います。
 今は、コロナなどで空港会社は自分たちを守る方が大変で、手を出してきませんが、やつらのことですから、やるときはやる。
 しかし、その時にみなさんとの普段からの団結を大事にしてこれからも闘っていきます。
 車の両輪として動労千葉、そして関西生コン支部、今厳しい中で闘っている労働組合と共に、そして市民団体、学生と共に、私たちはこれからも闘っていきます。
 そして何よりも、私は昔から言っていますように沖縄、三里塚、福島を一つの闘いとして闘う。その闘いを何があってもあきらめずに、最後まで貫徹することをこれから心がけていきたい。みなさんどうか、最後まで共に闘ってください。

戦争止める力労働者にある
 動労千葉副委員長 中村仁さん

 戦争は一部資本の金もうけの道具でしかなく、そこで殺されているのは市民であり、労働者です。戦争を止めるのは、市民、労働者の団結・国際連帯です。動労千葉もこの情勢に対し、戦争をしてはいけないという闘いをしています。7・17国鉄集会、11・6労働者集会に集まり、全国、全世界の仲間と一緒に声を上げましょう。JRの廃線化はわれわれの公共性を奪うものです。国鉄分割・民営化は破綻に陥っています。鉄道だけでなく、医療、教育、自治体でもしっかり声を上げて闘いましょう。

岸田自公政権ぶっつぶそう
 関西生コン支部 西山直洋さん

 5月28日の関生総決起集会。三里塚からも多くの人たちが参加し、成功をおさめることができました。引き続き、みなさんと共に闘い、連帯・団結を深めていきたい。
 労働者・農民の団結によって世の中を変えていくという流れが韓国では作られている。まさに日本こそ、こういう闘いが必要な時代だ。今こそ、大ストライキをして労働者にとって働きにくい社会、生活しにくい社会をぶっつぶそう。今後も連帯を深め、そして多くの戦線を作りだして、今の岸田自公政権をぶっつぶす。そういう闘いをみなさんと共にやりたい。

農民の生きる道示す三里塚
 全国農民会議共同代表 小川浩さん

 世界の食料事情は、ひっ迫して高騰するばかりです。農民は国民を飢えさせまいと農業をやっていますが、労働者も食べていけない。農民は安倍政権の10年間でとことん痛めつけられ、やめていった農家が多くいます。
 昨年米が大暴落しました。今年も、主食用の米を減らせ、エサ米を増やせと言っています。しかし、国の政策にのっかり補助金をもらってやっていくという方向に転換しても、昨年は生産費を割る低米価でみんな赤字です。規模を拡大してがんばってきた農家がやっていけない現実が強制されています。
 さらに今、防衛費を倍増するという話の中で、農業に対する補助金を減らしにかかっている。
 三里塚の闘いの中に日本の農民の生きる道がある。労働者と共に、三里塚と共に生きていくということを改めて決意し、がんばっていきます。

全学連は実力で闘う

☆三里塚の存在は決定的
Aさん
 中国への侵略戦争を日本とアメリカ両政府が本格的に準備し始めました。戦争を止めるための闘いの中で、極めて重要な意義を持ってくるのは、ここ三里塚闘争です。50年以上国策に真っ向から反対して空港建設を止めてきた、戦争を止めてきた三里塚の存在が絶対に中国侵略戦争を阻止する闘いの中で決定的な位置を持ってきます。
 私たち全学連は、三里塚に全国から大挙結集して、援農などに新しい学生をどんどん連れてきてどんどん反戦の闘いを巻き起こしていこうと思います。
☆農地死守決戦闘い抜く
Bさん
 三里塚闘争は決戦局面を迎えています。労農学連帯で、実力闘争で、断固農地を死守する農地死守決戦を共に闘い抜こうではありませんか。われわれ全学連は実力闘争をもって市東さんの農地死守決戦を断固闘い抜く覚悟です。共に闘い、共に勝利しよう。
☆夏の援農に駆けつける
Cさん
 実力闘争で農地と農民、労働者・学生の命と生活を守るこの路線が圧倒的に労働者に支持されている。それを断固として確認して、10月の全国集会、夏の援農にたくさんの学生を連れてこれからも共に闘いたいと思います。

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