全学連三里塚 現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 行動隊に志願しよう 革命家として新天地へ 三里塚現地行動隊 垣内 武

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週刊『三里塚』02頁(1090号02面02)(2022/06/27)


全学連三里塚 現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 行動隊に志願しよう
 革命家として新天地へ
 三里塚現地行動隊 垣内 武

(写真 市東さんのじゃがいも掘り【17日】)


 三里塚現地行動隊として9カ月。この度6月末をもって、退任となりますので少しばかりあいさつをさせてもらいます。
 前任者が私よりずっと若く体力もある方でしたので、自分に務まるのか少々不安もありました。産直野菜は多品種を生産し、いろいろな技術やノウハウが必要です。1年弱の支援では到底その全体像を習得することはできませんが、大きな流れみたいなものはつかむことができ、どうにかやり抜けたかと思います。これも二川光隊長の指導の賜物です。
 農作業で印象的だったのは、芋類の収穫と落花生の脱穀ですかね。里芋の収穫では親芋を見ながら、「これはヱヴァンゲリヲンに出てくる第2使徒リリスにそっくりだなあ」などと思ったりして、農作業も案外と楽しいものです。落花生は、ちょうど「フクロウのくちばし」みたいになっている部分を押すと上手く殻がむけます。四苦八苦していた私に、このコツをなかなか隊長が教えてくれなかったのも今となってはいい思い出です。
 現在の行動隊任務は援農が中心ですが、裁判闘争、集会・デモ、まつり、産地交流会、座り込み、街宣、宣伝カー、天神峰カフェ、フィールドワークなどなど多岐にわたります。こういったことを繰り返していく中で、三里塚闘争の現在・過去・未来をつかむことができます。
 ぜひとも若い青年・学生の皆さん! 1週間くらいの期間でもいいですから、行動隊に志願してみませんか! 5・22のスクラムデモで味わったような感動をきっと得られると思います。激しい戦闘は今の段階ではありませんが、「実力闘争の聖地」としての三里塚を体感できるはずです。
 私の任期中に、ウクライナ戦争が始まり、文字通り第3次世界大戦・核戦争の危機が深まっています。米帝とNATOは、これでもかと最新兵器をゼレンスキーに供与し、ロシアを追い詰め、泥沼的な危機が進行しています。戦争の一方の勢力に加担することは労働者人民の立場ではありません。革命的祖国敗北主義と労働者国際連帯の闘いだけが、この戦争を止める唯一の回答です。断末魔の危機にあえぐ帝国主義・スターリン主義(残存&旧)を打倒しプロレタリア革命に勝利するしか解決の道はありません。
 今日の三里塚闘争は、市東さんの農地を強制収用し、機能強化・第3滑走路建設をもって、戦争のための空港建設を行う攻撃との正念場と言っていい段階に突入しています。三里塚56年の真価が今問われています。一人でも多くの人が三里塚現地を訪れ、同盟の闘魂にふれて、自らも反戦・反権力の闘いの砦を守るために奮闘しようではありませんか。
 直接階級闘争とは関係ないかもしれませんが、ローリング・ストーンズが結成60周年のワールドツアーをやっています。三里塚闘争よりも長くやっているロックバンド、完全なレジェンドです。
 私も「転石苔むさず」の在り方を貫いて、「一生の革命家」として、新天地にて、頑張る決意です。私は三里塚現地を離れますが、心は反対同盟と「自己犠牲・英雄主義」を体現して闘争を支え抜いている現闘のみなさんと共にあります。ともに闘おう!

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