ピンスポット 星野国賠勝利へ全国集会開く 獄死から3年の怒り 「医療放棄」徹底追及へ

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週刊『三里塚』02頁(1089号01面03)(2022/06/13)


ピンスポット
 星野国賠勝利へ全国集会開く
 獄死から3年の怒り
 「医療放棄」徹底追及へ


 「星野文昭さん獄死3年 星野国賠訴訟に勝利し人間らしく生きられる社会を 全国集会」が5月29日、東京・目黒区で開かれた(写真)。全国から310人が集まり、星野国賠勝利へ向け全力で取り組むことを誓い合った。
 重大な局面を迎えている国賠裁判について弁護団から詳しい報告があった。医療を放棄し、星野さんを虐殺した事実を医師の意見書等で突き付けられた国が反論の書面を出せずにいることを勝利的に確認した。
 龍谷大学の赤池一将教授は講演の中で、刑務所医療の目的が本人の権利を守るためではなく刑の執行のためとされ、「検査結果すら本人ではなく施設長のもの」とされる根本問題を明らかにした。
 さらに、東拘被収容者にカルテ開示をしなかった件について最高裁が「開示せよ」という画期的判決を昨年出したことに触れ、「風向きは悪くない」として参加者に奮起を呼びかけた。
 集会全体を通して全発言者と参加者は、獄中医療との闘いを反戦闘争の正面課題として取り組む決意を改めて固め直した。反戦闘争の爆発と一体で、無実の須賀武敏さん、大坂正明さんの即時奪還を勝ち取ろう。
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