日米戦争会談許すな 首都中枢を揺るがす怒りのデモ

週刊『三里塚』02頁(1088号01面02)(2022/05/23)


日米戦争会談許すな
 首都中枢を揺るがす怒りのデモ

(写真 ヘルメットで武装しスクラムデモで進撃【22日 東京】)

(写真 改憲・戦争阻止!大行進の呼びかけ3労組先頭にデモ)

(写真 連帯アピールに立つ伊藤さん【右】と宮本さん)


 5月22日、東京・芝公園で、日米首脳会談・クアッド粉砕!全国総決起闘争が闘われた。5・15沖縄闘争を先頭で牽引し「闘えば必ず勝てる」確信をつかんだ青年・学生を先頭に750人の仲間が結集した。
 改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士は主催者あいさつで、中国侵略戦争のための戦争会談を絶対に許さず、全世界で反戦闘争に立ち上がる人々と心から連帯し、戦闘的な行動に立とうと力強く訴えた。
 呼びかけ3労組が登壇し、動労千葉・関道利委員長は、労働者の国際連帯で戦争を阻止しようと11・7労働者集会への結集を呼びかけた。
 関西生コン支部の武谷新吾書記次長は、関西労組交流センターの仲間と共に中川育子さんを押し立て泉佐野市議選を闘ったことに触れ、「残念ながら票は少し足りなかったが、戦争は絶対反対という一貫した訴えで多くのつながりができたことが成果」と確認した。
 港合同の木下浩平さんは、「大阪港を軍港にさせないと闘ったのが労働組合。生活を守り戦争に反対する当たり前の労働組合を」と呼びかけた。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんが婦人行動隊の宮本麻子さんと登壇し、連帯アピールを行った。
 基調報告を赤嶺知晃全学連委員長が行った。日米首脳会談・クアッド首脳会合は日米による中国への侵略戦争に向けた実戦的態勢をつくるための戦争会議と喝破し、反戦を闘う4人の仲間への政治弾圧を許さず、首都厳戒態勢を打ち破る実力デモへの決起を呼びかけた。
 東京、神奈川の大行進運動、8・6ヒロシマ大行動の仲間が発言し、青年・学生が職場・学園と街頭を貫いて「実力で戦争を阻む」と戦闘的に決意表明。団結ガンバローを三唱し、デモ行進に打って出た。
 不当弾圧に備え、救援連絡センターの連絡先等を記したメモが配られた。第1梯団はヘルメットで武装した学生を中心としたスクラムデモ部隊だ。首都中枢を揺るがしながら、首相官邸、アメリカ大使館に迫った。途中、ミャンマーの人々と交歓。厳戒態勢を打ち破り氷川公園までの熱気あふれる実力デモを貫徹した。
 圧倒的多数の人民は戦争絶対反対だ。にもかかわらず、国際連帯の立場を投げ捨て、祖国防衛主義の立場に転落した既成指導部の屈服を許すことはできない。
 米帝バイデンと共に中国侵略戦争に向けた準備を強行し、改憲・戦争の道を突き進む岸田政権を打倒しよう。

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伊藤さんの発言
 私たちは「農地は命」を合言葉に56年闘い、新自由主義と対決してきました。今、市東さんの農地決戦で強制執行攻撃を1年以上阻止しています。その上でウクライナ情勢は私たちに大転換を迫っています。岸田政権はこの戦争に便乗し、中国侵略戦争へ突き進んでいます。私たちは軍事空港粉砕の立場を徹底的につらぬき、市東さんの農地を守り抜く決意です。
 日々の生活に追われ、展望を持てなくなっている人に、ここに集い、生き生きと闘うみなさんと共に本日の闘いから侵略戦争を阻止することで、展望を示したい。

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