三里塚営農だより 市東さん宅 いつのまにか野菜は

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週刊『三里塚』02頁(1087号02面05)(2022/05/09)


三里塚営農だより
 市東さん宅
 いつのまにか野菜は

(写真 ほうれん草の収穫作業【5月6日】)

 風薫る5月になり、爽やかな陽光や風に心躍らされます。市東さん宅でも、田植えが終了しました。学生時代以来何十年ぶりの田んぼでした。足を取られながらもなんとかやりきることができました。千葉県に多い谷津地形の田んぼで作業していると、何とも言えないいい気分になります。
 2農家とも「米作り」は、産直野菜とは別に行います。9月には見事な稲穂が育ち、収穫できるといいなと思います。この時期、野菜は驚くほど成長します。そんな野菜を見ていると、井上陽水の『いつのまにか少女は』の「君は静かに/音もたてずに/大人になった」の一節を思い浮かべたりします。しかし、いつのまにか大きく成り過ぎた野菜が出荷には適さないことも多々あり、野菜の出荷時期の見極めは本当に天文学的な苦難を伴うのです。 
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