全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 日本共産党の転落 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1087号02面02)(2022/05/09)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 日本共産党の転落
 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

(写真 法政大学前でデモへの参加を訴え【4月28日】)

 日中の暑さが20度を超える日々が続いています。5月に入って半袖で農作業をすることが多いです。萩原さん宅や市東さん宅では田んぼの代掻きや田植えを終えました。5月は夏野菜の苗を多く植え、これからだんだんと品目や彩りも多様になってきます。是非、期待していて下さい。
 5月2日の沖縄タイムスでの新聞記事に衝撃を受けています。
 4月25日の那覇市議会臨時会で、自民会派が提出した自衛隊の急患搬送業務などに謝意を示す感謝決議が、共産党を含めた賛成多数で可決されました。決議文のタイトルは「本土復帰50年に際し、市民・県民の生命を守る任務遂行に対する感謝決議」です。共産党会派5人全員が賛成に回り、市議団の団長は「人命を救ってくれた活動そのものに敬意を表するもの。他意はない」などと臆面もなく語っています。ウクライナ戦争の様相が第3次世界大戦に発展しようとしている現在、共産党は「帝国主義軍隊応援」の立場に転落したのです。
 現在、日本においては南西諸島の軍事基地化を強め、宮古島や石垣島などの全島基地化の動きを強めています。米軍の「遠征前方基地作戦(EABO)」で南西諸島を戦場にする作戦を想定し、ふたたび住民の命を捨て石にして戦争しようとしています。岸田政権が軍備強化を声高に叫ぶ一方で、インフレーションによる物価の高騰、低賃金によってますます労働者や学生の生活が困窮し、生きることができなくなっています。
 岸田政権はウクライナに支援物資を届けると称して、自衛隊派遣による軍事介入を画策し、利益を得るために参戦しようと狙っています。そして憲法改悪を実現するために自民党は全国各地で遊説もやっています。だからこそ、共産党の裏切り行為は領土や市場、資源を奪い合う帝国主義の侵略戦争を利する行為にほかなりません。今の現実を変える力は労働者や学生、農民などの99%の人々の力にあると思っています。アメリカではアマゾンやスターバックスで新たに労働組合が作られたり、ミャンマーでは多くの人々が国軍の弾圧に屈せず、日夜闘い続けています。
 日本においても、56年間も空港絶対反対で農地を武器に闘い続ける三里塚闘争や、戦争絶対反対の実力闘争を復権させようと奮闘している全学連運動、職場から反戦ストライキを叩きつけた原則的階級的な動労千葉をはじめとした労働運動が存在しています。
 この力を発展させ、岸田政権を倒し日本の参戦国化を阻止しましょう。他国への侵略をあおり、戦争が長期化すればするほどもうかるのは支配者だけです。
 反戦闘争を爆発させて岸田政権を倒し、戦争協力、戦争動員を拒否し、強制的に戦争を終わらせましょう。
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