芝山町で同盟主催学習会 「機能強化は戦争体制づくり」

週刊『三里塚』02頁(1081号02面03)(2022/02/14)


芝山町で同盟主催学習会
 「機能強化は戦争体制づくり」

(写真 木内敦子さんがリモートで参加【1月30日】)


 1月30日、正午より市東さん宅離れで天神峰カフェが開かれた。
 この日は、カフェの発案者である婦人行動隊の木内敦子さんがリモートで参加。久しぶりの再会に、みなの笑顔が弾けた。
 同日、13時半から芝山町中央公民館にて反対同盟が主催する成田空港機能強化策についての学習会が開かれた。
 司会を太郎良陽一決戦本部長が務め、伊藤信晴さんが問題提起を行った。羽田空港の再国際化は成田の軍事拠点化と一体だ。昨年、中部空港の犬塚力社長は、航空需要の蒸発にもかかわらず「有事でほかの拠点空港が使えない際にバックアップ機能を担えるようにする」ためにも新滑走路が必要と強弁している。成田の機能強化も岸田政権による戦争体制づくりと一体のもの。今こそ軍事空港建設絶対反対をと警鐘を鳴らした。
 続いて、参加者から芝山町の全住民に配布されるパンフをもとに、この秋にもB滑走路北延伸のための準備工事として東関道の切り回し工事が行われようとしていること、来年度にも高谷川、菱田地区を埋め立てる大規模工事が狙われていることを具体的に暴露し、弾劾した。他の参加者からも空港事業の一環と強弁し、住民分断のために作られた成田用水も破壊するという暴力的な工事強行の宣言への怒りが語られた。
 羽田空港の機能強化に反対する動きとの連携や、横田基地など米軍基地の空域の問題、机上で作られた騒音コンターの問題、騒音による健康被害についてなど、さまざまな論点に対し活発な意見交換が行われた。

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