三里塚営農だより 市東さん宅 野菜にも闘魂宿る
週刊『三里塚』02頁(1079号02面04)(2022/01/10)
三里塚営農だより
市東さん宅
野菜にも闘魂宿る
(写真 雪が残る南台農地から新年デモ【9日】)
革命的激動の新年が明けた。市東さんは野菜作りを基礎に、強制執行攻撃を全力で跳ね返す静かな闘魂を燃やしている。断固支えていく。
三里塚闘争56年の闘いは、権力や反動の十字砲火によっても潰せなかった不屈と希望の結晶である。今日、「巨大空港時代の終焉」と「飛び恥」が明瞭となった情勢で、権力・NAAがなおかつ機能拡張・第3滑走路建設に走るのは、労働者人民の抵抗拠点を叩き潰し自らの体制を護持し、さらに戦争をやる必要があるからだ。
これは「返還50周年」を迎える沖縄と通底している問題である。また全世界で新自由主義の嵐の中で苦闘する人々と三里塚が連帯していける根拠でもある。三里塚の野菜には、こうした闘魂が脈々と宿っていると思うと、より味わい深いものがある。厳冬期も営農は続く。