三里塚営農だより 市東さん宅 現地行動隊に着任

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週刊『三里塚』02頁(1075号02面06)(2021/11/08)


三里塚営農だより
 市東さん宅
 現地行動隊に着任

(写真 南台のネギ畑で管理機作業)


 あいさつが遅れましたが、10月より現地行動隊に着任した柿内です。三里塚の現地に腰を落ち着けて、闘いの前進のために粉骨砕身働きたいと思います。
 私と三里塚闘争の出会いは、現在援農に入っている市東孝雄さんのご尊父、東市さんの講演を聞いたことでした。「3・8分裂」の衝撃冷めやらぬ頃でしたが、〝農地死守〟の決意を力強く語っていた姿は今でも鮮明に憶えています。
 それ以来、学生時代は頻繁に三里塚現地に来ていました。当時は権力との激突も日常茶飯事でした。特に1985年の10・20戦闘は機動隊を壊滅的に撃破した痛快な戦いでした。国家権力と非妥協で闘い抜く私の原点はここで造られたといっても過言ではありません。
 それから幾星霜、東市さんの遺志を継いだ孝雄さんを援農で支えることができるのは、とても光栄なことです。まだまだ戸惑うことも多い農作業ですが、年相応に対応していきたいと思います。
 さて、市東さんの畑も秋冬に向かって切り替えが始まっています。ピーマン撤去、芋穴の再構築など行いました。また畑作に欠かせない農機も少しづつ動かしています。①トラクター②管理機③つる刈り機が「3大農機」と言えます。農機には色々なアタッチメントが存在し、これらを付け替えることで、様々な農作物や状況に対応できるようになっています。
 市東さんの畑では援農隊が農機を扱う場面も多く、二川隊長の指導の下、習熟に向かって奮闘しています。でも、美味しい有機野菜を作るには、機械だけはダメで、人間の手作業もまた実に多いので大変なんですよね。頑張ります!(柿内武)

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