全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 実力闘争の復権を 赤嶺新体制を確立 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1075号02面03)(2021/11/08)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 実力闘争の復権を
 赤嶺新体制を確立
 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

(写真 赤嶺新委員長と共に登壇する全学連【7日】)

 日増しに寒さが身にしみるようになりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
 コロナ感染者数は一旦落ち着いたようですが、世界の状況を見るとふたたび感染が爆発してもおかしくない状況が続いていると言えます。
 三里塚現地では、10月31日に芋ほり大会を2年ぶりに行いました。市東さんと萩原さんの畑では里芋、さつま芋の貯蔵の準備作業が始まっています。正月に向けての準備が着々と進んでいます。
 これから年末にかけては、あっという間に過ぎると毎年感じるほど忙しい時期です。ぜひ、三里塚に援農に来てください。
 全国学生は全学連大会で、この1年間の闘いを総括し、京都大学におけるすべての処分を撤回させる決意を改めて固めました。それは、30年以上解雇撤回を闘い続けている国鉄闘争に学ぶ中で、仲間への処分を絶対に許してはならないとはっきりさせてきたことでもあります。
 11・7全国労働者総決起集会に2150人が集まりました。共通していたのは、職場・キャンパス、街頭で資本・権力を打倒する実力闘争をいかによみがえらせていくのかということです。労働者と学生が闘う方向は一緒だと実感しました。
 連帯あいさつを行った反対同盟の市東孝雄さんは、「反対同盟は55年間、空港絶対反対で闘い続けこれからも闘っていきます」「私の農地問題で最高裁は強制執行ができるお墨付きを与えていますが、今まで通り闘っていきます。勝利するまで諦めずに闘い続けます」と訴えました。
 青年・学生は市東さんの勝利への執念と不動の決意に応え、実力闘争を共に担っていきましょう。
 全学連はこの半年、5・15沖縄闘争や7・7京大処分撤回集会、7・23五輪開会式粉砕闘争、8・6ヒロシマ闘争を全力で闘いぬいてきました。そして全学連大会で新執行部を確立しました。改憲・戦争阻止の最前線である沖縄で闘う赤嶺知晃君(沖縄大学)が委員長に選ばれたのです。
 全学連はこれから社会変革を希求する学生とさらにつながり、中国侵略戦争阻止の反戦闘争の爆発に向けて闘います。
 この闘いと一体で、三里塚闘争を担う全学連運動の発展を勝ち取る決意です。
 12月6日には、千葉地裁民事第2部で耕作権裁判が行われます。成田空港会社が市東さんの南台耕作地の一部を「不法耕作地」と決めつけて明け渡し請求を行っている裁判です。しかし、根拠となる土地の位置特定は誤りで、成田空港会社の証拠文書で署名の偽造が明らかになっている裁判です。ぜひ12月6日の裁判に集まりましょう。
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