団結街道
週刊『三里塚』02頁(1075号01面05)(2021/11/08)
団結街道
ワクチンを打つべきか、打たざるべきか、今現在、私は打っていない▼家族や友人に「まわりの人の命を守るためにワクチンは打つべきだ」なんて言われると、「そうですよね〜(冷汗)」と思わず合わせてしまいそうになる。また、違う人から、「副反応で死ぬかもしれないんだから、命を守るために打つべきではない」なんてと言われると、「(ホッ)そうですよね〜」と……▼ワクチン接種の是非は個人の選択の問題であり、強制してはならない。この原則に真正面から反対する人は少ないと思うのだが、「命を守るため」などと言われるといずれの立場であっても反対しづらい空気がかもし出される。階級性(そもそも労働者階級にとっては資本家の命を守る必要はない)が曇らされるのだ。社会防衛論や排外主義に転落しかねないきな臭さにもっと敏感であるべきだ▼大阪名物・通天閣の緑色のネオンの文字を変えて「治験中 射ったらあかん」(原文ママ)とコラージュされたツイッターの投稿に批判が殺到し、通天閣は威力業務妨害として法的措置を検討しているそうだ。そもそもの「安心と信頼の日立グループ」の宣伝文句だってフェイクそのものと思うし、政府・マスコミの洪水のようなワクチン強制キャンペーンに比べれば屁みたいなもの。だから法的措置に反対だが、投稿者にも賛同はできない▼打つべきか、打たざるべきか、それはあくまで「個人の」問題だから。