11・6国際連帯集会に参加して ミャンマーの訴えに応えよう

週刊『三里塚』02頁(1075号01面02)(2021/11/08)


11・6国際連帯集会に参加して
 ミャンマーの訴えに応えよう

(写真 動労千葉の関道利委員長があいさつ【11月6日】)

(写真 世界各国の労働歌を熱唱)


 11月6日に千葉市で開かれた「国際連帯の力で新自由主義を終わらせよう! 中国侵略戦争を絶対に阻止しよう! 労働者国際連帯集会」に参加しました。
 全世界の闘いのビデオ上映から集会が始まりました。アメリカで、ヨーロッパで(ドイツ機関士労組が6年ぶりのスト、10・5仏全土でのストとデモ、10・11伊ゼネスト)、韓国で、台湾で広がるストライキの波が、すごい迫力で画面からあふれ出してきます。(動労千葉HPに上がっています。ぜひご覧下さい)
 とりわけ、韓国民主労総の仲間がヤンギョンス委員長への不当逮捕をはねのけ、「不平等の世の中を終わらせる」をスローガンに26万人で10 ・20ゼネストを闘い、さらに11・13全国労働者大会の開催を宣言していることは本当にすごいことです。
 動労千葉が夜勤者の人員削減などの新自由主義政策を許さず、7月の木更津事業所に続き幕張事業所での組織拡大を勝ち取った闘いにも勇気づけられました。
 集会のまとめで動労千葉国際連帯委員会の山本弘行事務局長は、①ミャンマー軍を支える日本帝国主義を許さず闘おう、②AGCを絶対に許さず闘おう、③ウィシュマさん虐殺を許さず、入管法・入管体制を解体しよう! と提起しました。この3点を胸に現場での闘いを進めましょう。
 今回、印象的だったのはミャンマーの在日ビルマ市民労働組合書記長の渾身(こんしん)の訴えでした。2月の軍のクーデター以来、拘束者1万人以上、3千人近くが虐殺される緊迫の現状が続いているのに、日本ではほとんど報道されなくなりました。ネットでは故郷から毎日、心が痛くて言葉にできないような命がけの投稿が発信されていることを知ってほしい! 軍に援助を続ける日本政府と日本企業を止めてほしい! 三菱商事など日本企業による資金援助、新潟大学に兵士を留学させてまでいるとは! 日本の私たちの行動こそが問われている!----11・7集会はこの訴えに全力で応えるものにしなければと思いを強くしました。
 田沼さんの世界の労働歌熱唱も、毎年の恒例となり、参加の楽しみになっています。今年のオープニングはミャンマーの抵抗歌「カバマチェブー」でした。軍の圧政に抗して88年から歌い継がれている歌で、日本語部分の歌詞は、在日のミャンマーの方がつくられたものだそうです。労働歌メドレーは、始まりが「人とし生きるために」、最後が「がんばろう」で共に三池炭鉱労働者の歌です。私が活動を始めた70年代、最初に先輩から教わった「地の底から 地の底から 怒りが燃え上がる この切羽で この切羽で 仲間が息絶えた......」の歌詞を一緒に口ずさみました。韓国、アメリカ、イタリア、ドイツ、台湾、チリ、トルコ、動労千葉、そしてわが反対同盟歌。高揚感のあるもの、リズミカルなもの、哀愁のあるもの様々ですが、民衆の中から生まれた歌はどれも気持ちにピッタリ寄り添ってくれます。
 広島連帯ユニオン・被爆3世のチョンイジャさんが、ビデオメッセージの中で反対同盟の新しいDVDに触れて、農地を守って有機農業を続ける市東孝雄さんと、コロナで破産的な空港の現状を紹介してくれたことも、ぜひ書き添えておきたいと思います。
(北里一枝)

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