全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 岸田政権打倒を 全学連大会を開催 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1074号02面03)(2021/10/25)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 岸田政権打倒を
 全学連大会を開催
 全学連三里塚現地行動隊長 二川 光

(写真 新体制を確立した全学連大会【10月17日】)

 今回は10月16〜17日に行われた全学連第82回定期全国大会での議論について、この1年間の闘いを踏まえて書きたいと思います。
 大会の初日に沖縄大学の赤嶺知晃くんは「菅政権を打倒した労働者人民と学生の闘いにこそ社会を根底的に変革する力があります。7・23五輪開会式粉砕闘争を一つの頂点として、全学連のこの1年間の闘いは、コロナ禍でもオリパラと改憲・戦争策動を進める菅前政権の打倒を勝ち取り、岸田新政権発足直後から打倒を掲げて闘ってきた1年でした」と振り返りました。
 そして、京都大学で行われた7月7日の集会について弾圧職員の妨害をはねのけて、被処分者がキャンパスに登場したことが重要だと語りました。京都大学で取り組んできた処分撤回闘争を闘うことに敵対した前委員長である高原恭平を弾劾し、解任・追放したことを明らかにしました。
 大会では京大時計台占拠闘争を闘いぬいた9人の学生に対し、処分策動としての「呼び出し」にいかに立ち向かうかが焦点となりました。討論のはじめに、京大生が処分撤回闘争について語りました。自分の中で印象に残ったのは7・7処分撤回集会を全国の学生と共に取り組むことで被処分者だけの問題に狭めず、全国の大学でも同じ状況になることを考えて処分撤回運動を広めていくことだという議論です。岸田政権が進める大学改革という国策の一環として当局からの「呼び出し」があり、これまで以上に学生運動を潰すための徹底的な弾圧策動であることが明確になりました。単なる一大学の問題ではないということです。処分撤回闘争は改憲と戦争を止める闘いと同じ質を持つものだとしっくりきました。中央執行委員会からも沖縄での軍備増強の名目で強行されてきた基地建設、自衛隊約10万人を動員した大規模軍事演習などの「戦争準備」を許さない闘いと一体であると訴えられました。
 また、8月に起きた女性を狙った刺傷事件を受けて、フェミサイドに抗議する新たな行動を全国一斉に行ったことが報告されました。女子学生が提起した、女性差別の根源は資本主義によって生み出されていること、男性も女性解放の闘いに加わり資本主義を倒す立場に立つことが自分としても必要だと感じました。
 2日間を通して実感したのは全学連が処分撤回闘争を改めて重視して1年間闘ってきたからこそ、「反差別の闘いを強め発展させよう!」という女子学生の提起に応えられる全学連に転換できたということです。全学連運動をさらに発展させ、三里塚現地を盛り上げていきましょう。
 11月5日の団結街道裁判に集まり、11月7日の全国労働者総決起集会に駆けつけましょう。
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