ピンスポット 独ハーン空港が破産申請 コロナが追い打ち 需要激減、将来の成田の姿だ!
週刊『三里塚』02頁(1074号01面05)(2021/10/25)
ピンスポット
独ハーン空港が破産申請
コロナが追い打ち
需要激減、将来の成田の姿だ!
ドイツの「フランクフルト・ハーン空港」(写真)が破産を申請したことが、地元裁判所が公開した文書から明らかになった。すでに破産手続きの暫定的な管理者を任命しているという。
ハーン空港は、ヘッセン州最大の都市であるフランクフルト・アム・マインから約100㌔以上離れているにもかかわらず「フランクフルト」と名乗っている。
利便性が悪いため、貨物(成田との直行便も2012年9月に就航している)とLCC(格安航空会社)がメインの空港だ。
同空港を拠点とし最大の運航便数を誇っていたライアンエアが一部路線をフランクフルト国際空港に移管したのをきっかけに近年利用者数が減少していた。
新型コロナウイルス感染拡大がその没落に追い打ちをかけ、今回の破産申請に至ったのだ。
まさに将来の成田空港の姿だ。成田も東京から離れているにもかかわらず「新東京国際空港」と名乗っていた。そして、羽田の国際化を契機に主要な欧米路線は羽田へと移った。今や成田はLCCと貨物ばかりが飛ぶのみ。
機能強化白紙撤回!空港廃港へ闘おう。